伊藤伸二の吃音(どもり)相談室

「どもり」の語り部・伊藤伸二(日本吃音臨床研究会代表)が、吃音(どもり)について語ります。

立川志の輔

合宿と東京ワークショップ、その翌日のご褒美の時間〜立川志の輔inパルコ〜

志の輔落語 チラシ_0001 「親・教師・言語聴覚士のための吃音講習会」の内容を検討する合宿と伊藤伸二・東京ワークショップが終わった翌日、13日は、3日間、がんばったご褒美の時間です。
毎年、この時期に行われる「立川志の輔落語inパルコ」に行きました。このスケジュールは、ここ最近不動です。開演の少し前に会場に着くと、そこで、思いがけない人とバッタリ会いました。テレビで会えない芸人の松元ヒロさんです。ええーっ、と思わず大きな声をあげてしまいました。
 「なんで、ここに?」と間の抜けた質問をしたのですが、「勉強ですよ」とヒロさん。2005年、「笑いとユーモアの人間学」をテーマにした吃音ショートコースのゲストとして来ていただいて以来のおつきあいが続いています。ヒロさんとは「今年もがんばろう」と握手をしました。もちろん、お互いに何にがんばるのかは以心伝心です。こんな偶然があるのですね。不思議で、すてきな偶然でした。
 志の輔さんの落語の世界は、いつ聞いても本当にすばらしく、満ち足りた気分になりました。たったひとりで、客席いっぱいの観客を、話の世界に連れていってくれる話術。
 演目は、1.ドドンガドン 2.踊るファックス 3.浜野矩随(はまののりゆき)でした。

 志の輔落語の豊かな世界、松元ヒロさんとの出会い、「こいつぁ、春から演技がいいわい」を味わい、大阪に帰ってきました。

ヒロさん 大阪に帰ってすぐに、今月号の「スタタリング・ナウ」を入稿しました。吃音親子サマーキャンプに小学2年生から参加し続けて、昨年夏、高校3年で卒業した志門君の吃音の旅を、お母さんがまとめてくれました。大作、力作です。

 「スタタリング・ナウ」という月刊のニュースレターを発行しています。今、ブログなどで紹介しているニュースレターです。1994年に始まり、今月号はNO.377でした。随分と続いていることになります。吃音だけがテーマなので、それだけ吃音の世界が豊かだということでしょう。
 年間購読費は、5,000円。どもる人やどもる子どもの体験、ことばの教室の実践、最近の吃音研究の動向など、幅広く吃音について発信しています。購読希望の方は、日本吃音臨床研究会の事務局までお問い合わせください。

日本吃音臨床研究会 会長 伊藤伸二 2026/01/20

2026年、吃音に関する活動が、本格的に始動しました

合宿4 1月10日からの3連休は、恒例の合宿と東京ワークショップのため、東京で過ごしました。
 10日(土)の朝早く、東京に向けて出発し、午後1時から、東京北区の北とぴあの会議室で、仲間のことばの教室の担当者たちと、今年一年の計画を立てました。それぞれの近況報告の後、吃音に関するトピックスを紹介し、その中から、こんなことに取り組みたいということを話し合っていきました。それは、夏の、「親、教師、言語聴覚士のための吃音講習会」で取り上げたいテーマ、内容と直結します。
 この吃音講習会は、今夏、第13回となり、開催日と開催場所は決まっています。開催日は、8月1・2日(土・日)です。そして、会場は、愛知県の奥村さんが予約してきてくれました。後は、何をするか、何をテーマとするか、です。まったくの白紙状態から、みんなで話し合ううちに、この激動の時代を生きる、どもる子どもたちに、僕たちは何を伝えたいか、何を知ってほしいか、はっきりさせようということになりました。ひとりひとり、自分なら何を最優先で伝えたいか、付箋に書いていきます。そして、その付箋を大きな模造紙に貼っていきました。KJ法です。ジャンルわけをし、小見出しをつけていきました。それぞれに伝えたいことはちゃんと持っているのですが、こうして、みんなで貼った付箋を眺め、エピソードを話し、図解していく中で、みんなの思いを確認することができました。そして、吃音講習会のテーマも、決まっていきました。
 『どもる君へ いま伝えたいこと』に決まりました。解放出版社から出した本の書名と同じです。このテーマで、参加者と一緒に、子どもたちに伝えたいことを明らかにしていきたいです。そして、そのために何ができるか、考えていきたいです。
 集まって話を始める前までは、全く何もなかったのに、何の形もないままだったのに、出会い、語り、聞き、しているうちに、形になっていきました。僕は、このことがとても不思議で、おもしろいなあと思います。話し合いは、会場が使える午後10時まで続きました。
 翌日も、朝9時から夜の10時まで、話し合いました。よくこんなに長い時間、よく話せるなあと、毎年、感心するのですが、話は尽きません。
 集まったのは、10人。遠くは鹿児島から、大阪、愛知、神奈川、栃木、千葉と、僕たちの大事な仲間です。この大事な仲間と、今年のスタートを切れたこと、本当にありがたく、幸せに思いました。

東京ワークショップ2 12日(祝・月)は、恒例の東京ワークショップでした。15人で、ひとりひとりの人生に耳を傾け、シェアし、豊かないい時間を過ごしました。このときのことについては、また、別の機会に紹介できればと考えています。

 その翌日、13日は、3日間、がんばったご褒美の時間です。毎年、この時期に行われる「立川志の輔の落語会inパルコ」に行っています。今年も、行きました。開演の少し前に会場に着くと、そこで、松元ヒロさんとバッタリ。ええーっ、と思わず大きな声をあげてしまいました。「今年もがんばろう」と握手をしました。もちろいお互いに何にがんばるのかは以心伝心です。こんな偶然、不思議で、すてきなことが起こるのですね。
志の輔落語 チラシ_0001 志の輔さんの落語の世界は、本当にすばらしく、満ち足りた気分になりました。
 「こいつぁ、春から演技がいいわい」を味わい、大阪に帰ってきました。

日本吃音臨床研究会 会長 伊藤伸二 2026/01/14
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