伊藤伸二の吃音(どもり)相談室

「どもり」の語り部・伊藤伸二(日本吃音臨床研究会代表)が、吃音(どもり)について語ります。

吃音相談会

岡山で、昨年に引き続き、吃音相談会を開催します

岡山 吃音相談会チラシ 2024.6.23 コロナの影響を受け、2020年から中止になっていた岡山での吃音相談会は、昨年、4年ぶりに開催されました。そして、今年も、昨年に引き続き、開催されます。
 岡山言友会の植山文雄さんから、吃音相談会の案内が届きました。
 この岡山での吃音相談会は、毎年、この季節に、岡山言友会主催で行われてきました。岡山言友会の植山文雄さんが中心になって、企画してくれて、僕はずっと講師として行っています。 植山さんが、送ってくれた吃音相談会の案内チラシを紹介します。
 近くにお住まいの方、ぜひ、お出かけください。

日時  2024年6月23日(日) 13時〜16時30分
会場  岡山国際交流センター 7階 多目的ホール
参加費 500円(資料代)
対象 吃音で悩んでいる人、どもる子どもやどもる人の家族、吃音臨床に携わっている人、
   吃音問題に関心のある人など
問い合わせ 植山文雄さん 090−4805−1905 まで

日本吃音臨床研究会 会長 伊藤伸二 2024/06/12

ちば吃音相談会&学習会

 千葉市立検見川小学校ことばの教室訪問の翌日、12月2日は、千葉県教育会館で、ちば吃音相談会&学習会でした。
ちば相談会 美穂さんの手 この、千葉での吃音相談会の前身は、横浜での吃音相談会でした。僕にとって、地元ではない関東地方で話す機会はなかなかないので、とてもありがたい相談会です。参加者は、どもる子どもの保護者やことばの教室担当者、言語聴覚士など、幅広く、参加者みんなで考え、語り合うというスタイルをとってきました。今回は、どもる子どもも参加しています。
 午前中は、参加者から質問を出していただき、それについて答えながら、みんなで考えるという形をとりました。
 質問を出してもらう前に、僕自身の自己紹介をします。僕がどんな体験をしてきたのか、それを知ってもらった上で、質問してもらうことにしています。1ヶ月前に中学校の同窓会があったばかり、そして、同窓会の礼状を出したところ、幹事からお礼の電話をもらったばかりだったので、同窓会の話から始めました。
 いい思い出など何ひとつないと思い込んでいた中学校、高校時代でしたが、同窓会に参加すると、多くの人から声をかけてもらい、自分が思っていたほど悲惨な中学校生活ではなかったのかと思い始めました。顔を見ても、誰なのか分かりません。名前ももちろん思い出せません。でも、いろいろと話をして時間が経つにつれて、中学時代の顔が思い浮かんできました。不思議な経験でした。
 みじめだった僕が変わったのは、21歳のときです。21歳から今まで、本当に幸せに、豊かに生きてきました。今、吃音は、僕にとって宝物といえます。同じように吃音をもちながら、損な生き方をする人もいます。同じような困難さを持っても、生き方はひとりひとり違います。僕自身の失敗から学び、検証してきたことを土台にして、話をしました。
ちば相談会 伸二 こんな自己紹介のあと、みんなに質問を書いてもらい、そのひとつひとつに答えていきました。

1 「どもりで困ってない?」と子どもに聞くと、心を閉ざしたように怒ってしまう。どうしたらいいか。
2 どもるのが嫌で、宿題の音読を嫌がる。どうしたらいいか。あまり嫌がるから、音読の宿題はしなくてもいいと言おうと思うが、そうすると、嫌なことはしないという子になってしまわないか心配だ。
3 どもる子どもをもつ母親としての覚悟は何か。サポートしていくことは何か。
4 どもっていることを自覚していない子に自覚させるにはどうしたらいいか。
5 本人に困り感がない。「どもっているよ」と言っても、本人は「どもっていない」と言う。6 生きづらさを抱える子どもにどう接したらいいか。
7 小2の息子は、吃音を治したいと言う。今日も、どうしたら治るか、聞いてきてほしいと言われて来た。
8 今は周りに恵まれているけれど、これから先、つらくなったらどうしたらいいか。
9 将来のことを考えると心配になる。
10 どもっても平気、気にするなという子育てをしたいけれど、どんなことばかけができるか。


ちば相談会 全体11 「どもりで困ってない?」と子どもに聞くと、心を閉ざしたように怒ってしまう。どうしたらいいか。

 「どもりで困ってない?」と親はよく聞くらしいけれど、子どもにとっては嫌なことなんでしょうね。僕も聞かれたら、僕はどもりで困っている人間として見られているのかと、嫌な気分になります。ことばの教室でも、「何か困ってない?」と聞くことが少なくないらしい。そのとき、子どもは、「別に」と答えるようですが、当然の反応だろうと思います。
 こういう聞き方ではなく、「最近、何かいいこと、楽しかったことはない?」と聞いた方がいいと思います。親として、子どもが困っていないかどうか聞きたい気持ちはよく分かるけれど、子どもの方から何か言ってきたら、そのときはいろいろと質問して、一所懸命聞くことにしたい。「へえー、どうして? すごい!」など、興味関心をもって質問をして、豊かにふくらませる。そして、子どもの話した内容を、親として意味づけをする。そんなとき、ポジティヴ心理学の強みの項目を知っていれば、その項目を使いながら、子どもの強みを発見して意味づけることができます。
 「どもって困っている子ども」ではなく、どもりながらも楽しそうに学校に行っている、忍耐力のある、サバイバルしている子どもとして見ることができると、子どもをリスペクトできます。確かに見守ることは難しいと思います。
 僕の両親ですが、自分自身がどもる父も、その父の妻である母も、子どもである僕に吃音のことを聞くことは一切ありませんでした。でも、そのおかげで、僕はしっかりと吃音に悩ませてもらいました。今、考えれば、僕のことを信頼してくれていたのでしょぅ。

2 どもるのが嫌で、宿題の音読を嫌がる。どうしたらいいか。あまり嫌がるから、音読の宿題はしなくてもいいと言おうと思うが、そうすると、嫌なことはしないという子になってしまわないか心配だ。

 宿題の音読を嫌がるのなら、無理にしなくていいと思います。宿題の音読練習はしなくても、声を出すことは大事なので、好きな絵本を読んだり、歌を一緒に歌ってください。僕の母は、僕を抱いて、歌をよく歌ってくれました。童謡、唱歌を母と一緒に歌いました。それが、僕の声、ことばを育ててくれたと思います。どんなことでもいいから、声を出すことは続けることです。絵本セラピーがあり、絵本専門士がいます。絵本の世界にまず興味をもつことから始めてみましょう。 
 音読をしなくていいと言ったら、嫌なことは何でもしなくなるのではと心配だとのことでしたが、足が不自由な子どもに、早く走るための練習をさせますか? それと似たようなことで、音読が本当に苦しい子どもに、宿題だからと子どもを苦しめることはやめましょう。どもってどもって本当に苦しい音読を、学校では仕方ないからしているけれど、家でまですることはないと思います。苦手なことから逃げるということとは、本質的に違います。これは許すけれども、これは許さないという、メリハリ、見極めを、親がする必要があります。

7 小2の息子は、吃音を治したいと言う。今日も、どうしたら治るか、聞いてきてほしいと言われて来た。

 子どもがどう思うかは別にして、親は、どもりは治らないと、覚悟を決めることです。一方で、吃音は変化するものだということも伝えてください。吃音は100年以上、世界中で研究や治すための取り組みをしてきたけれど、ほんどの人が治らなかったと伝えてください。吃音が治るか治らないかは誰も断定できないけれど、ほとんどの人が治らなかったという事実は伝えてください。「治らない」と考えた方が「吃音が治ったら何々しよう」という考え方に陥らないから、「治らない」と考えた方が現実的で得だと思います。だから、「治らないんだって」と、伊藤伸二に聞いたと子どもに伝えてください。子どもは、すぐには納得しないと思いますが、納得するかどうかは、本人が決めること。きちんと真実を伝えることが、親の責任です。治したい治したいと思うことは損だよということは伝えてください。

10 どもっても平気、気にするなという子育てをしたいけれど、どんなことばかけができるか。

 魔法のような「ことばかけ」などありません。親がまず楽しく幸せに生きることだと思います。人っていいなあと思える毎日を送ることです。大阪教育大学にいた頃、大阪市中央児童相談所で、ことばが出ない重い障害のある子どもたちや親たちとかかわっていました。そこで、僕がいつも、親に言っていたのは、「子どもの犠牲になってはいけない」ということです。この子がせめて「おかあさん」と呼んでくれるまではと髪を振り乱して子どもにかかわるのが親の役目だと思い込んでいた保護者がほとんどでした。でも、そうではない。親は親、子どもは子ども、自分の楽しみを犠牲にしてはいけない。親が楽しそうに幸せに生きていることが、子どもの幸せにつながるのだと、僕は思います。楽しく幸せに生きれば、結果としてどもっても平気になるのだと思います。

ちば相談会 子どもが後ろ たくさんの質問に、長い時間をかけて答えました。そのごく一部しか紹介できていませんが、これもまた、いつかどこかで紹介したいと思います。

日本吃音臨床研究会 会長 伊藤伸二 2023/12/19

第5回千葉県吃音相談会&学習会を行います

 第5回目となる、千葉県吃音相談会&学習会の案内をします。
 主催する、千葉のことばの教室の担当者、渡邉美穂さんから、案内が届きました。
 毎年、この時期に開催していて、保護者、ことばの教室の担当者、言語聴覚士、通常学級の担任や養護教諭など、さまざまな立場の人が一堂に会し、一緒に、対等に、どもる子どもが幸せに生きるために、何が大切か、何ができるかを話し合います。
 どうぞ、ご参加ください。
 案内のチラシを紹介します。


   
 2023年 第5回千葉県吃音相談会&学習会のご案内
 「吃音はどう治すかではなく、どう生きるかの問題だ」と主張する、日本吃音臨床研究会会長の伊藤伸二さんをお招きして、相談会・学習会を行います。
 吃音のある子どもが幸せに生きるために、子どもにかかわる私たちに何ができるか、保護者やことばの教室の担当者、言語聴覚士、通常の学級担任、養護教諭など、参加の皆さんの質問に添っての話や、新しい子育て、教育について提案していただきます。

日時 2023年12月2日(土) 9:30〜16:00
会場 千葉県教育会館 本館 6階 608号室
     千葉県千葉市中央区中央4丁目13−10  
     TEL 043−227−6141
      <徒歩> JR 千葉駅から20分
           JR本千葉駅から12分
           京成千葉中央駅から12分
      <バス> JR千葉駅東口 2番、3番より乗車 中央4丁目にて下車 徒歩3分
内容
 ・吃音がある子どもが幸せに生きるために必要な子育て、教育理論や実践方法
 ・伊藤伸二さんの体験や最新の研究、情報をもとにした、吃音についての捉え方
日程
 受付  9:15〜 9:30
 午前  9:30〜12:00
 昼食 12:00〜13:00
 午後 13:00〜16:00
           *午前のみ、午後のみの参加も可能です。
スタッフ
  渡邉美穂 (スタタリング・ナウちば事務局 千葉市立松ケ丘小学校ことばの教室担当)
  溝口稚佳子(日本吃音臨床研究会事務局 元小学校教師・支援学級担任)
参加費  2,000円(資料代 会場費) 当日、受付でお支払いください。

申し込み方法
 〇臆端垰疚勝´⊇蚕蝓´E渡暖峭罅´ち蠱未靴燭い海函知りたいこと、困っていることを申し込み用紙に記入して郵送または、電話で申し込んでください。
申し込み先
 〒260−0807  千葉市中央区松ケ丘町580
              千葉市立松ケ丘小学校 ことばの教室 渡邉美穂 宛
                  電話 043−261―3373
申し込み締め切り  2023年12月1日(金)   
定員 30名
主催 スタタリング・ナウちば

岡山で、4年ぶりに吃音相談会

岡山で、4年ぶりに吃音相談会

岡山相談会 今年で何回目になるのでしょうか。コロナ前まで、毎年、この季節に、岡山で吃音相談会を開催してきました。岡山言友会の植山文雄さんが中心になって、企画してくれて、僕はずっと講師として行っています。コロナの影響を受け、2020年から開催中止になっていましたが、今年ようやく復活です。
 植山さんが、吃音相談会の案内チラシを送ってくださいました。
 近くにお住まいの方、ぜひ、お出かけください。

日時  2023年6月11日(日) 13時〜16時30分
会場  岡山市立福祉文化会館 3階 講習室
参加費 500円
対象 吃音で悩んでいる人、どもる子どもやどもる人の家族、吃音臨床に携わっている人、
   吃音問題に関心のある人
問い合わせ 植山文雄さん 090−4805−1905 まで

日本吃音臨床研究会 会長 伊藤伸二 2023/05/24

横浜での吃音相談会のはじまり

 僕が大阪に住んでいることから、どうしても、イベントは関西地方での開催になることが多いのですが、関東地方からの問い合わせもあり、年に何度かは、関東地方に出かけていくようにしています。そのはじまりが、横浜での吃音相談会でした。その相談会の企画をしてくれたのが、古い友人の清水俊子さん、安藤百枝さんでした。
 第一回を開催することになったきっかけ、そして第一回の様子を清水さんが紹介してくれています。横浜での相談会は、この後、2016年の第15回まで続きました。たくさんのどもる子ども、保護者、そして担当者と出会いました。そのときの出会いがきっかけで、吃音親子サマーキャンプへの参加や、現在も、「スタタリング・ナウ」を購読してくださっている方もおられます。2017年からは、会場を横浜から千葉に変え、吃音相談会は続いています。
では、「スタタリング・ナウ」2000.10.10. NO.74 から、紹介します。

 
横浜で初めて開いた「吃音の子どもをもつ親の相談会」
                              清水俊子


 2000年の吃音親子サマーキャンプの開催も迫った8月半ば、伊藤伸二さんから次のような主旨の電話をいただきました。
 「関東地方の人で、お母さんはサマーキャンプに子どもと一緒に参加したいと思っているが、子どもは絶対に行かないと言う。『にんげんゆうゆう』の番組で吃音ホットラインを紹介した後、数多くかかってきた電話相談の中で、関東地方からの相談がかなりあり、しかも中学生以上の年齢になって、不登校やひきこもりの問題を合わせ持った相談が含まれている。とても気になっている。関東方面で、相談会がもてないだろうかと、ずっと思っていたのだけれど、9月に、神経症に悩む人のセルフヘルプグループ・生活の発見会の神奈川地区のリーダー研修会で話をすることになり、横浜へ行く。この機会に関東地方で〈吃音の子どもをもつ親の相談会〉はできないだろうか」
 以前にも、このような話をしたことがあり、私の気持ちは充分高まっていましたので、早速旧知であり、しかも現職である安藤百枝さんに声をかけ、伊藤さんが仕事で横浜へ来られる日程に合わせ、約1ヵ月後の9月17日(日)に開くことにしました。次の日には会場を手分けして捜し、横浜(横浜市社会福祉協議会)を会場として、とんとん拍子で実施できることになりました。
 お知らせとしては新聞紙上(朝日、読売、神奈川)に掲載を依頼したこと、8月発行の『スタタリング・ナウ』に、関東地方のメンバーにだけ同封してお知らせしただいただけるので、どれくらいの参加者があるのか、不安でした。まあひとりでも困っている人が来て、ゆっくりと話ができればいいかと、まずは開催することの意味を確認しました。
 事前のFAXや手紙で問い合わせした上での参加者が15家族、当日、台風なみの大荒れの天候にもかかわらず、事前連絡なしで来て下さった方が10家族、合計25家族もの方々の参加となりました。25というのは、あくまでも家族の数で、お父さんやお母さんと一緒に参加した中学生が男女各2名、小学生や幼児が4名、など、総勢40名の参加となりました。小さな子どもをつれて参加したいと申し込んでいたが悪天候のために来れなかったという方や、その他、会場には姿を見せていない、それぞれの子どもさんの大きな存在がかたわらに感じられ、熱く、緊迫した会となりました。
 
 まず、参加者から自分の抱えている質問を受けました。
◎親はどんな対応をしたらよいか
◎ことばの教室に通級した方がいいか
◎DAFをやっているが、続けた方がいいか、その効果は?
◎本人にどう、吃音の話をすればいいか

 これら、それぞれが直面している具体的な問題が次々出されました。
 これに対し、伊藤さんの方から、ひとつひとつ質問に答えながら、自分の体験の中からつかんできたことを話し進めていきました。

◎吃音に対する考え方はいろいろある
 どもってもいいんだということを前提とした、上手につきあうことを提唱し、サマーキャンプ等でも実践してきているが、少数派である。確実に吃音が治るという治療法はどこにもないのに、治療が続けられているのが現状。
◎逃げの人生からどう生きるかへ
 悩んでいたけど、直面するのが怖かった逃げの人生から、治らなくてもいきいきと生きる人生へと歩んできた過程の中で、《症状でなく人全体を見よう》《治す努力の否定》《吃音と闘わない》《吃音と上手につきあう》に行き着いた。
◎吃音は必ず治ると主張する人は未だに多い
 治ったという人も、瘢痕(はんこん)は残る。日常生活でほとんど他者がわからない程度まで軽くなることは事実あるだろうが、100パーセント完全に治るということはない。しかし、治すことにとらわれていると、たとえ、90%軽くなっても10%残った吃音に目が行く。症状を軽くすることは自分の人生を生きる上でどれだけの意味があるのだろう。10%の瘢痕にとらわれて生きるより、それを受け入れ、自分の人生をどう生きるかを考える方がいいのではないだろうか。そう言うと、90パーセント軽くすることを目指す人がいるが、現在のそのままでいいと、吃音を肯定することがまず大切で、軽くなったとしても、それはあくまでも結果なのだ。
◎症状が変わるとは
 日常生活からかけ離れた練習場面でのみ『訓練』をやっていても意味がない。今の自分で生きていこうと思うようになると、日常生活に出ていくようになる。隠さず、逃げずに日常生活そのものを大切に、誠実に生きることが、結果として『言語訓練』になっているわけで、何年かたって振り返ると結果として症状が軽くなっていることもある。
◎早期から自分の吃音とつきあおう
 自分の吃音と向き合わずに育ってしまうと、大きくなって向かわざるを得ない場に出くわしたとき、どうしていいか分からなくなる。逃げても逃げても次々に関門はある。とするならば、小さいうちから受け入れ、自分の人生を楽しく生きていく方がいいのではないだろうか。

 3時間があっという間に過ぎ、まだまだ話し足りない、聞き足りないの思いを残しての終了となりました。最後に、スタッフの安藤百枝、清水俊子がそれぞれの吃音とのかかわりを話し、今後関東地方で親のネットワークをつくり、一年に一度くらいはこのような会合を持ちたいと話しました。
 互いが連絡先を交換された方々、廊下や喫茶室でその後も話し続けておられる方々、今後、この会が何らかの形で、再び開かれるときはお手伝いをしたいと言って下さる方など、しばらくは個々に話は尽きませんでした。
 偶然のきっかけで、突然の思いつきで実施できたこの会を、どういう形で継続していったらいいか、今、スタッフで考慮中です。わずか25組の親子の中に、まるでひとりの人間の一生のように、幼児期、学童期、思春期、青年期、それぞれの時期に抱える問題がたち現れ、「吃音」というものの底知れなさ、不思議さを再確認した会でした。(「スタタリング・ナウ」2000.10.10. NO.74)


日本吃音臨床研究会 会長 伊藤伸二 2023/04/02
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