ソーシャルワーク演習 7回目   インタビューゲーム

伊藤伸二流・インタビューゲーム
 
 4月から始まった演習も中間点。いつものようにインタビユーゲームをしました。
インタビユーゲームは、教育実践家、平井雷太さんが考案したものです。私たちも長年使っています。ペアになって20分ずつインタビューしあうのですが、3つのルールがあります。
1 何を聞いてもいい
 2 聞かれても言いたくないことは言わなくてもいい
 3 聞かれなくても、言いたいことがあれば言ってもいい

 このルールでインタビューをします。メモはとってもかまいません。後でインタビューを記事のように文章化して書くからです。20分程度ですから、できたらメモをしないでただインタビューしていく方がいい。メモに注意がいって相手との関係がおろそかになり、調査をしているような感じになるからです。
 私は、このインタビューゲームの前に、話をし確認することがあります。
 「コミュニケーションの5つの要素」
 1 自己概念
 2 傾聴
 3 感情の適切な処理
 4 アサーション
 5 自己開示 

 この後、「傾聴の5つの技法」の話をし、実習します。
 1 相づち、うなずき
 2 繰り返し
 3 明確化
 4 感情の反射
 5 質問

 この後、メンバーが少し知り合うために、リラックスする雰囲気のために、
 自己概念ゲームをします。
 その後で、全員が自由に歩き回り、私がストップをかけた時点で、一番近い人とペアを組むのです。
 20分ずつインタビューをしたら、ひとつのストーリーのように編集していきます。その時「私は000です」と相手になったようにまとめるのです。書き終わると、互いに交換し、大きな誤りがあるかチエクしてもらい訂正します。
 そうしてできあがったものを、相手に書いてもらったものを本人が読み上げます。この時間が実に楽しいのです。普段は何を聞いてもいいにしますが、ソーシャルワーク演習では、学生がとのようにしてこの大学を選び、福祉の興味をもったか私自身がしりたいし、学生同士も知っておいていいと思うので、「私の将来の仕事」「現実的な私の夢」のどちらかにします。始めたてのけいけんなのに、みんなとても良くまとめています。
 普段はあまりまじめな話をしないようで、たくさんの人の仕事や ひとりひとりの仕事や、近い将来の夢について聞くことができ、学生も楽しかっさたようです。
 また、自分に関心をもってインタビューをしてもらうという経験がないので、とてもうれしかったと多くの感想がありました。
 まさに、ソーシャルワーク演習ぴったりの演習です。
たくさんのいい振り返りがあつたのですが、最近スケジュールが立て込みあまりかけません。いずれ時間をみて紹介するかもしれません。