
昨年までは、土曜日の午後・夜間、翌日曜日の午前を使っていましたが、それぞれに忙しい身なので、今年は土曜日だけで行おうということになりました。昔は、一泊して運営会議をしていたときもありました。
はじめは、参加者の今年度の振り返りから。担当した講座の振り返り、参加した講座で印象に残っていること、プライベートな振り返り、以前は、このひとりひとりの振り返りだけで長い時間を使ったこともありました。このふりかえりの中で印象的なのは、それぞれが、誰かが言ったことをよく覚えていて、「そのときは、こうだった」「あのときのあの発言はよかった」と、その場を再現することです。オープンダイアローグで大切にしていることのひとつに、応答性がありますが、それが自然とできていることが印象的でした。
大阪吃音教室は、日本吃音臨床研究会と協同で、いろいろなイベントをしているので、年間のイベントの日時や会場の確認もしました。2025年度の大枠が決まっていくことを実感しました。毎週金曜日の大阪吃音教室の講座の世話人を決め、機関紙「新生」の編集日や担当者の確認をし、いよいよ年間のスケジュールです。予め、会長の東野さんが、2025年の1年間の金曜日を拾い上げてカレンダーを作っておいてくれたので、それと今年度のスケジュール表を照らし合わせて、2025年度のスケジュールを作っていきました。講座名を変えたものもあります。担当者も、それぞれ立候補で決まっていきました。

真剣に、ときに大笑いをしながら、運営会議は進みました。参加しているひとりひとりにとって、この場、大阪吃音教室が大切な場なんだということが強く伝わってきました。このような仲間と共に活動できることの幸せを思いました。
大阪吃音教室の2024年度は、3月21日まで、2025年度のスタートは、4月11日からです。
どもる人、どもる子どもの保護者の方、どもる子どもにかかわっておられる方、吃音とは関係ないけれど声やことばについて考えたい人、どうぞご参加ください。詳しくは、ホームページで。そのホームページも仲間が改訂を繰り返して、より見やすく、内容も充実しています。ときどき、ホームページ、のぞいてみてください。
日本吃音臨床研究会 会長 伊藤伸二 2025/2/24