
コロナで2回中止になって再開した2022年からの参加者がほとんどという新鮮なキャンプでした。
開催2日前に、台風の影響で、初日の16日、東京−名古屋間の新幹線が終日運休というニュースが流れ、あわてて関東方面からの参加者に連絡をとりました。キャンセルということになるだろうという予想が外れ、前泊して予定どおり参加する人、2日目からの参加に変更する人、北陸新幹線が動いているという情報からルートを変更し金沢を廻って現地入りする人など、キャンセルはなし、でした。困難な中、参加してくれる人たちの思いをしっかりと受け止めて、キャンプが始まりました。
最初のプログラムは、出会いの広場です。短い時間で、参加者がリラックスし、楽しそうな顔に変わりました。いいキャンプになるぞという予感がしました。

二日目は、作文教室、2回目の話し合い、子どもたちは劇の練習、荒神山へのウォークラリー、親は学習会と続きました。
そして、最終日、最後のリハーサルと、親の表現活動、子どもたちによる劇の上演があり、卒業式、全体でのふりかえりと、2泊3日を目一杯使い、無事、終わりました。
最後、初参加の人に感想を話してもらいましたが、満足してもらえたようです。
「伊藤さん、長生きして、キャンプを続けてください」と言ってくださいました。
今、高校2年生になっている子どもたちが小学6年生のとき、僕は、その子どもたちの話し合いに入っていました。そのとき、「僕たちが卒業するまで、キャンプをしてください」と言われたことを覚えています。言われたときは、「とんでもない、何歳になってると思うんや」と思ったのですが、いつのまにか、それが来年のことになっています。約束を守れそうです。守りたいと思います。目標ができたので、がんばれそうです。

おおまかな報告をしました。これから、少しずつ、印象に残ったことを発信していこうと思います。

日本吃音臨床研究会 会長 伊藤伸二 2024/08/20