第10回 親、教師、言語聴覚士のための吃音講習会

 厳しい暑さが続いています。昔は、暑いといってもこれほど暑くはなかったのになあと思います。自然の災害は、実は、僕たちの暮らし方に原因があるのだと思う人の割合がだんだん減っているのだと聞きました。

 吃音親子サマーキャンプの準備をすすめていますが、1週間後は、名古屋で吃音講習会です。 親、教師、言語聴覚士のための吃音講習会は、今年で10回目となります。水町俊郎さんや村瀬忍さんたちと一緒に始めた吃音講習会は、水町さんがお亡くなりになって、4回で終わりました。そのときの吃音講習会を、シリーズ1とすると、その8年後にシリーズ2が始まり、それが今年、第10回となります。
吃音講習会チラシ 今年のテーマは、どもる子どもが幸せに生きるために〜7つの視点の活用〜健康生成論、レジリエンス、ナラティヴ・アプローチ、ポジティブ心理学、オープンダイアローグ、当事者研究、PTG(心的外傷後成長)としていますが、今回は、健康生成論を中心に、レジリエンス、ポジティブ心理学に絞ります。この三つを絡め、ストレスの多いこれからの社会を生き抜く子どもに育って欲しいと願って、親や教師、言語聴覚士が子どもとどう対話を続けるかを考えます。
 全国難聴・言語障害教育研究協議会全国大会埼玉大会の吃音分科会で発表する、ことばの教室の実践報告から始まり、僕が、基調提案で、「どもる子どもが幸せに生きるために、ことばの教室でできること」を提案します。その後、自分自身の吃音の課題を自分で把握するために吃音チェックリストを活用しようと、大阪吃音教室の公開講座を行います。グループで話し合いを持ち、そこで出た質問に答えていく、1日目のプログラムは、このような流れです。参加者みんなで作り上げていくことを大切にしています。
 2日目は、国立特別支援教育総合研究所の牧野泰美さんによる基調講演「どもる子どもの「生きるかたち」を支えるために」とのタイトルでスタートします。そして、具体的に、どもる子どもたちと、ことばの教室で、どう対話を広げ、深めていくか、対話につながる教材として、吃音カルタ、言語関係図、吃音チェックリストの教材を紹介します。
 盛りだくさんな内容ですが、参加者と、ゆったり対話をしながら、すすめていけたらと考えています。
 まだ間に合います。ぎりぎりまで参加を受け付けていますので、ぜひ、ご検討ください。吃音のこと、どもる子どものこと、自分の生き方について、じっくり考える時間をご一緒しましょう。
 詳細は、日本吃音臨床研究会のホームページをご覧ください。参加申し込み書も、ホームページからダウンロードすることができます。ご参加、お待ちしています。

日本吃音臨床研究会 会長 伊藤伸二 2023/07/23