僕たちは、毎週金曜日、午後6時30分から、アネックスパル法円坂で、大阪吃音教室を開いています。次回の26日は、外部講師を招いての特別講座です。
新潟県五泉市にお住まいの櫛谷宗則さんをお迎えします。禅と吃音と、何の関係もないようですが、どう生きるか、何を大切に生きるか、のお話に、毎回、吃音を生きる僕たちとの深いつながりを感じます。今回の演題は「吃音によって倒れた者は吃音によって生きる」です。静かな深い時間を、みなさんで味わいましょう。
案内を再掲します。
2004年頃だったでしょうか、朝日新聞のコラム「小さな新聞」に、僕たちのニュースレター「スタタリング・ナウ」が紹介された記事を読まれた櫛谷宗則さんから、ご自分が編集し出版しておられる「共に育つ」への原稿依頼がありました。仏教関係の冊子への執筆依頼に驚きましたが、当時、仏教に惹かれ始めていた僕にとってはありがたいことでした。
そして、お付き合いが始まり、毎回、「共に育つ」の冊子が出版されるたびに送っていただいています。僕たちのニュースレターもずっと読んで下さっています。折に触れ、温かさが伝わってくる文字で、感想を書いて私を励まし続けてくださっています。
2015年、大阪市天王寺区のプレマ・サット・サンガで2日間坐禅会をされると知って、1日参加しました。一番前に座っていた僕に、休憩時間、「伊藤伸二さんですね」と声をかけてくださいました。そして、僕の顔をまっすぐに見て「あなたの目は何かと闘っている目だ」と見抜かれたのです。そのとき、何か文章を書いていただけないかとお願いしたのですが、その文章に添えて下さったお手紙にこう書かれていました。
「これもご縁と思い、精一杯書かせていただきました。治す派との闘いは、対立しないで伊藤さんご自身の、吃音を光とする生き方を深めていかれること、その生活そのものが一番の道(武器)ではないかとふと思いました」
櫛谷さんを、大阪吃音教室の講師にお迎えして、お話をお聞きすることは、2016年から始まりました。毎回、静かで、深い時間が過ぎていきます。
2年間、コロナの影響を受け、櫛谷さんの坐禅会も、大阪吃音教室での講座も中止になっていましたが、昨年は、座禅会も開催され、大阪吃音教室にも来ていただきました。今年もまた来ていただけることになりました。新潟にお住まいなので、大阪に来られるのはそう多くはありません。吃音について理解の深い禅の老師のお話は、きっと参加者の心に響きます。ご参加お待ちします。
日時 2023年5月26日(金)午後6時半〜
会場 アネックスパル法円坂
演題 吃音によって倒れた者は吃音によって起きる
講師 櫛谷宗則
〈プロフィール〉昭和25年、新潟県五泉市の生まれ。19歳の時、内山興正老師について出家得度。以来安泰寺に10年安居し、老師隠居後は近くの耕雲庵に入り縁のある人と坐る。老師遷化のあと、新潟に帰り、地元や大阪・福岡等で坐禅会を続けている。
編著 「禅に聞け」「生きる力としてのZen」「内山興正老師いのちの問答」(大法輪閣)「共に育つ」(耕雲庵)等。
日本吃音臨床研究会 会長 伊藤伸二 2023/05/20
新潟県五泉市にお住まいの櫛谷宗則さんをお迎えします。禅と吃音と、何の関係もないようですが、どう生きるか、何を大切に生きるか、のお話に、毎回、吃音を生きる僕たちとの深いつながりを感じます。今回の演題は「吃音によって倒れた者は吃音によって生きる」です。静かな深い時間を、みなさんで味わいましょう。
案内を再掲します。
2004年頃だったでしょうか、朝日新聞のコラム「小さな新聞」に、僕たちのニュースレター「スタタリング・ナウ」が紹介された記事を読まれた櫛谷宗則さんから、ご自分が編集し出版しておられる「共に育つ」への原稿依頼がありました。仏教関係の冊子への執筆依頼に驚きましたが、当時、仏教に惹かれ始めていた僕にとってはありがたいことでした。
そして、お付き合いが始まり、毎回、「共に育つ」の冊子が出版されるたびに送っていただいています。僕たちのニュースレターもずっと読んで下さっています。折に触れ、温かさが伝わってくる文字で、感想を書いて私を励まし続けてくださっています。

「これもご縁と思い、精一杯書かせていただきました。治す派との闘いは、対立しないで伊藤さんご自身の、吃音を光とする生き方を深めていかれること、その生活そのものが一番の道(武器)ではないかとふと思いました」
櫛谷さんを、大阪吃音教室の講師にお迎えして、お話をお聞きすることは、2016年から始まりました。毎回、静かで、深い時間が過ぎていきます。
2年間、コロナの影響を受け、櫛谷さんの坐禅会も、大阪吃音教室での講座も中止になっていましたが、昨年は、座禅会も開催され、大阪吃音教室にも来ていただきました。今年もまた来ていただけることになりました。新潟にお住まいなので、大阪に来られるのはそう多くはありません。吃音について理解の深い禅の老師のお話は、きっと参加者の心に響きます。ご参加お待ちします。
日時 2023年5月26日(金)午後6時半〜
会場 アネックスパル法円坂
演題 吃音によって倒れた者は吃音によって起きる
講師 櫛谷宗則
〈プロフィール〉昭和25年、新潟県五泉市の生まれ。19歳の時、内山興正老師について出家得度。以来安泰寺に10年安居し、老師隠居後は近くの耕雲庵に入り縁のある人と坐る。老師遷化のあと、新潟に帰り、地元や大阪・福岡等で坐禅会を続けている。
編著 「禅に聞け」「生きる力としてのZen」「内山興正老師いのちの問答」(大法輪閣)「共に育つ」(耕雲庵)等。
日本吃音臨床研究会 会長 伊藤伸二 2023/05/20