2月25・26日、毎年恒例の、大阪吃音教室の運営会議がありました。年に一度、この時期に、運営委員が集まり、1年を振り返り、翌年度の活動を展望します。今年は、17人の運営委員が参加しました。
まず、ひとりひとりの2022年度の振り返りからです。プライベートな話、自分が担当した講座や印象に残った講座など大阪吃音教室の講座について、振り返っていきました。コロナの影響を受け、運営委員同士も、頻繁に会って話をすることはできませんでした。以前なら、教室終了後、喫茶店に行ったり、飲みに行ったりして、お互いの近況はそれなりに分かっていたのですが、最近はそれもできず、この運営会議の場で、そんなことがあったのですか、ということも少なくありませんでした。病気のこと、仕事のこと、子育ての大変さ、親の介護の話など、運営委員ひとりひとりの話に、共感したり思わず笑ったり、自分と重ね合わせたり、大切な時間を共有しました。
そして、大阪吃音教室のスケジュールを、2022年度を参考にしながら、立てていきました。新しい講座を新設したり、講座名を変えたり、毎年毎年、少しずつ変更が加わり、改定されていきます。担当者も、立候補を基本に、自薦他薦でどんどん埋まっていきました。講座を担当すると、その前に事前に学習しますし、結局は担当した者が一番得をします。学びを大切にしている大阪吃音教室です。
講座の世話人、ニュースレター「新生」の編集担当も決めました。吃音教室に初めて参加される方への対応についても、話し合いました。ナラティヴ・アプローチの国重浩一さんに教えていただいたことをヒントに、「どんなことで困っていますか?」という質問ではない問いかけをみんなで考えました。困って悩んでいる人と決めつけず、いろいろあってもここまで生き抜いてきた人、サバイバルしてきた人としてリスペクトする気持ちを持ちながら接していこうと確認しました。吃音を否定しない、どもっている自分を否定しないことを大事にしている僕たちならではの確認だったと思います。
最後に、日本吃音臨床研究会からのお知らせやお願いをし、会計の途中報告を聞いて、会場が使えるぎりぎりまで使って、今年の運営会議を終わりました。
こんな時間を大事にする仲間と、2023年度も活動していけること、幸せだなあと思いながら、帰りました。写真を撮るのを忘れてしまい、運営会議の様子を文字でしかお伝えできず、残念です。
日本吃音臨床研究 会長 伊藤伸二 2023/02/27
まず、ひとりひとりの2022年度の振り返りからです。プライベートな話、自分が担当した講座や印象に残った講座など大阪吃音教室の講座について、振り返っていきました。コロナの影響を受け、運営委員同士も、頻繁に会って話をすることはできませんでした。以前なら、教室終了後、喫茶店に行ったり、飲みに行ったりして、お互いの近況はそれなりに分かっていたのですが、最近はそれもできず、この運営会議の場で、そんなことがあったのですか、ということも少なくありませんでした。病気のこと、仕事のこと、子育ての大変さ、親の介護の話など、運営委員ひとりひとりの話に、共感したり思わず笑ったり、自分と重ね合わせたり、大切な時間を共有しました。
そして、大阪吃音教室のスケジュールを、2022年度を参考にしながら、立てていきました。新しい講座を新設したり、講座名を変えたり、毎年毎年、少しずつ変更が加わり、改定されていきます。担当者も、立候補を基本に、自薦他薦でどんどん埋まっていきました。講座を担当すると、その前に事前に学習しますし、結局は担当した者が一番得をします。学びを大切にしている大阪吃音教室です。
講座の世話人、ニュースレター「新生」の編集担当も決めました。吃音教室に初めて参加される方への対応についても、話し合いました。ナラティヴ・アプローチの国重浩一さんに教えていただいたことをヒントに、「どんなことで困っていますか?」という質問ではない問いかけをみんなで考えました。困って悩んでいる人と決めつけず、いろいろあってもここまで生き抜いてきた人、サバイバルしてきた人としてリスペクトする気持ちを持ちながら接していこうと確認しました。吃音を否定しない、どもっている自分を否定しないことを大事にしている僕たちならではの確認だったと思います。
最後に、日本吃音臨床研究会からのお知らせやお願いをし、会計の途中報告を聞いて、会場が使えるぎりぎりまで使って、今年の運営会議を終わりました。
こんな時間を大事にする仲間と、2023年度も活動していけること、幸せだなあと思いながら、帰りました。写真を撮るのを忘れてしまい、運営会議の様子を文字でしかお伝えできず、残念です。
日本吃音臨床研究 会長 伊藤伸二 2023/02/27