スタッフ側の吃音親子サマーキャンプの感想を紹介してきました。
今日は、初めて参加した人の感想です。キャンプの翌日に届いたこの感想は、僕たちが、迷ったけれど開催してよかったと心から思えるものでした。スタッフのみんなに、この親子の思いが届くといいなあと思います。そして、来年の夏につながりますように。
日本吃音臨床研究会 会長 伊藤伸二 2022/09/01
今日は、初めて参加した人の感想です。キャンプの翌日に届いたこの感想は、僕たちが、迷ったけれど開催してよかったと心から思えるものでした。スタッフのみんなに、この親子の思いが届くといいなあと思います。そして、来年の夏につながりますように。
3日間お世話になりました。
吃音親子サマーキャンプには、初めての参加で、旅慣れしていない私たち家族は、まず、準備することから大変なことでしたが、終わった今振り返ると、親子ともども、とても大きな経験をさせていただいたなと思っています。
娘に感想を聞くと、「楽しかった! 自分の他にもどもっている人はたくさんいることがわかった。また来年も行きたい!」と言っていました。
この感想を聞けただけで、私は、思い切ってキャンプに参加して、よかったなと思います。
小4は1人だけで、女の子もいませんでしたが、ご卒業後スタッフとして参加されていた方々、またスタッフの皆様のあたたかさがあってこその、娘の発言だと思います。
吃音の話を聞いていると、人生の生き方を教えていただいているようで、吃音あるなし関係なく、心に響くものでした。
勇気を持って一歩を踏み出す。とにかく声を出すことが大事。自分にとってマイナスと捉えている部分も、自分の一部、特徴として、見方を変え、受け入れる。そして、受け入れた時に、見え方が変わってくる。
人生の生き方そのものだと思います。そして、ここに至るようになるには、自分が自分と向き合い、葛藤や苦しみを乗り越えることが不可欠なのだろうなと思います。
娘も自分で苦しまないといけないときが必ずくると思います。でも、勇気を出して、向き合って、自分の一部と捉えることができた時、それはとてもすごいことだと思います。
無敵です。
私にとっても、参加前と参加後では、心が前向きになるという変化がありました。夏季休暇前、色々あり心が疲れてしまっていました。初参加だったことや慣れない環境で、正直疲れもしましたが、なぜか心は軽やかになっています。まるでセラピーに行ったようです。
また明日から、日々の生活が始まるわけですが、この3日間でいただいた『活力』を、忘れないようにしたいです。本当にありがとうございました。すべてのスタッフの皆さまに、改めて心より感謝申し上げます。
また来年も、キャンプが開催されることを、期待して、、、この1年、頑張ろうと思います。本当にありがとうございました。(小4女の子の母親)
日本吃音臨床研究会 会長 伊藤伸二 2022/09/01