番外編 #サマキャン2020 PART2

 昨日に引き続き、番外編をお届けします。結局、#サマキャン2020の件名メールは、25通を越えました。明日も続きそうです。

〇昨年の今頃は、新しい出会い、とても温かく元気をもらえました。伊藤さんに出逢えたこと、サマキャンに参加することができたことにも、とても感謝しています。
 初めて行った滋賀県、琵琶湖はとても開放的で自然あふれてきれいだなぁと思いました。 初めての出会い、親子別々の部屋は、少し不安だったけど、皆でゲームをしたり、劇をしたり、話し合い、作文、ラジオ体操、外でカレーを食べたり、登山、夜にお化け屋敷を子ども主催でしてくれたり、子どもたちも大興奮のまま3日間過ぎていきました。
 何度も参加している人もたくさんいる中で、私たちのように初めて参加した人にも、温かく迎え入れてくれて嬉しかったです。
 自分の子どもが吃音になるまで、どもる人を意識しないで生きてきたので、たくさんの明るく生きるどもる人に出会えて、子どもの将来を不安に思っていた気持ちが払しょくされました。そのままで充分魅力があって、そのままで素晴らしいと親が思える場を作っていただいてありがとうございます。親の人生にとっても、当事者である子どもの人生にとっても、大きな大きなプレゼントだと思います。
 吃音について思うことを、自分の気持ち、考えをこれ程率直に、お互いの心をさらけ出して思いを伝えることは、普段の生活ではなかなかできない経験だと思います。私もこうして、吃音というご縁をいただいたので、その経験から見える世界を余すことなく感じ取りたい、学んでいきたいと思っています。
 ご相談にのっていただいた、ことばの教室ですが、その後も通い続けていますが、今までの授業では、子どもと慣れることを一番に考えておられるのか、毎回ゲームや虫取りなどの遊びをしています。遊びを通して、自由な発語を促すのが目的なのだと思いますが、家でもいつもおしゃべりはしているので、吃音についての話や思いは話し合うといったことは期待できないのかなと思っています。そう思うと、サマキャンのように、吃音についての思いをたくさん話す場は、とても貴重な場所だったんだと実感します。当たり前ではないから、とても大事に、大切に感じます。
 今年は、サマキャンの時期に皆で思いをはせる時間をいただき、私も子どもたちも、また参加したいとの思いを新たにしました。
 今はそれぞれの場所で、がんばって、サマキャンでたくさんエールをいただいたのでそれぞれの人生を豊かにしていきたいです。(愛知)

〇去年初参加させていただき、初めてのサマキャン参加で笑ったり泣いたり色々な感情になり帰ってからもしばらく興奮状態だったことを今でもその感覚は忘れられません。来年も絶対参加する!と子どもも言っていて嬉しく思っていました。それから特にサマキャンの話をすることはなかったのですが、コロナコロナとなり受験生、思春期の自粛期間、休校が続きプレッシャーとストレスで私とも話せばぶつかる。その後新しいクラスになり担任の先生から聞きました。クラスで自己紹介がありその時息子が「僕は吃音があります。つまってしまう事がありますが、最後まで話を聞いてほしいです」と言ったと。今までそんな事言えたことはなく、私は涙が出るほど嬉しかったです。その事を話すと、サマキャンがきっかけだと言いました。サマキャンに参加してよかったと心から思いました。きっとそんな簡単なものでもなく色々な感情になりながら戦っているんだろうなと思いました。また来年も参加して、少しずつ少しずつと思えるようになりました。来年参加できたらいいなと思っております。(兵庫)

会場全体〇カレーライスにエビフライ🍛🍤とミニカツ、のせました!!
今日は息子と仲良く並んでカレーを食べます!息子は、授業はオンラインですが、大学生として課題など頑張っております!バイトも頑張っていて、人手がないと頼りにされています。私と息子にこんなにおだやかな時間が待っているなんて思いもしなかったです。サマキャンに何回も参加できて少しずつ良い方に向かいました。とても幸せです。息子が、コロナが落ち着いたら大阪吃音教室に遊びに行きたいと言っています。よろしくお願いします!(東京・卒業生の親)

〇伊藤さんとの出逢いは、とにかくも、私たち親子の、安全基地として今も、心のベースにしっかりいてくれて自分らしくいられます。
 娘が4年生のときにサマキャン参加。よくわからないままの参加、携帯使用禁止に恐る恐るでしたが、駅からみなさんと合流し、伊藤さんやスタッフのみなさんにお逢いした途端、あー!大丈夫そう!とホッとしつつ、親子離れる不安も拭えず、でした。
 お互いの学習会の休み時間のすれ違いざま、娘が、「お母さん、どもる大人がいたよー!」と話したことが印象的でした。ほんとうに、当事者のみなさんの素敵な生き様が、心地よいです。伊藤さんの講義も、何度も聞いていくことで、いつも新たな発見や気づきがあります。今でも、伊藤さんの、転ばぬ先の杖のお話やレジリエンスの話を、よく思い出しています。吃音も、自閉症も、不登校も、氷山の話やレジリエンスなど、対応がすごく類似していることが多いと感じています。
 いつも温かな心遣いをいただき、感謝です!これからも、よろしくお願いいたします!
 引っ越した東京には、意外にすんなり慣れて、登校に1時間ほどかかりますが、生き生きしています。好きなアニメの絵を沢山かいたり、好きなこと沢山して、毎日楽しそうです。
娘の描いたアニメと、本日、近所の果樹園で葡萄狩りした写真も送ります!
 あ! 本日はグリーンカレーにいたしましたぁー!(東京)

〇こんばんは!暑い暑ーい夏、お変わりないでしょうか? いつもとは違い、ゆっくりとした夏をお過ごしでしょうか? 今頃、荒神山でみんなと過ごしていたはずが、 こんなことに…。
 息子は、テニス部最後の夏です。それでも、「もし合宿とサマキャンが重なったら、サマキャンを優先する!」と言っていました。結局、どちらも中止となってしまいましたが。
 小4で初参加させていただいてから親子共々、夏が来ればサマキャン、そこでエネルギーを充電して1年過ごしてきました。息子も、「サマキャンを知らない吃音の人、絶対一回行った方がいい。何をするって訳じゃなくて、ただそこに居るだけでいいねん。うーん、上手く言えないけど、これは当事者でないとわからないと思う」と話してました。親の立場でも同感です。サマキャンは大きな家族です!
 来年は、いよいよ卒業の年となってしまいます。皆さんと元気に集まれますように祈るばかりです。
 さて、本来ならサマキャン2日目の今日、夕飯はカツカレーにしました!普段、我が家のカレーにトンカツがのることは無いのですが、今日は特別!サマキャンに心を寄せてカツも揚げてカツカレーにしました。作文も学習会もウォークラリーもせずに食べるのは気が引けますが(笑)、家族でサマキャン話題にしながらいただきました。
 来年の今頃は、荒神山でみんなと一緒に過ごせますように…そして、皆さんにお会い出来ることを楽しみにしています。(京都)

〇ご無沙汰してます。
今年はサマキャンも中止という異常な事態ですね。ママつながりの企画で、“みんなでカツカレー”です。(写真添付)夜分遅くになりました。失礼しました。(大分・卒業生の親)

〇今年はいつもの夏とは違いましたが、ママつながりの呼びかけで、#サマキャン2020 に参加でき、みなさんと繋がることができたことを喜んでいます。
 サマキャンを卒業して2回目の夏が来ました。息子は最近、アニメキャラでネット配信しています。いつもはコメントのやりとりですが、たまに声を出して配信して、この前は歌を歌っていました。みんなにいい声してると褒められて喜んでいました。配信の時は、「言葉、どもらんわ!」と言ってたかと思うと、「やっぱりどもるわ!」と言ったり。「別にどもってもいいやんな」と自分に言ってたり。自分から色んなことに挑戦している姿を見て、とてもうれしく思っています。
 高校を卒業してから、少しずつ成長して、自分だけでなく、自分の周りのことが見えるようになってきたようです。
 サマキャンに参加している時は、自分から話をすることはなくても毎年何かを感じて、その積み重ねがあったから今につながっているんだなあと思います。サマキャンで、こんなことしたなあと思い出して、話しています。また伊藤さんやサマキャンのみんなに会いたいです。
 色々と悩みは尽きないですが、仲間や居場所があることに感謝です。
 小学校1年で、芝居でカラスをしていた弟は、今年高校生になり、私の背を少し越しました。元気に頑張っています。
 今まで参加したサマキャンの冊子を見返してみました。毎年、色んな力をキャンプからもらったなあと改めて感じました。(大阪・卒業生の親)

〇5年ほど前にサマキャンに2回参加させていただきました。すっかりご無沙汰してしまいました。あの頃小学生だった娘はこの春高校生になり、吹奏楽部で頑張っています。娘はまだまだ吃音を受け入れきっていないようですが、一番しんどかった時期に一緒に過ごさせていただいて、今の娘のベースが出来たんだなあと思っています。5年も経てばなんだかんだとありますが、その時々でなんとかなっています。それでいいと思っています。コロナで思うようにいかないことも多い日常ですが、元気でいればまた会えますね!またお会いする日を楽しみにしています
 私は伊藤さんのブログを読ませていただいています。あたりまえであることを大切に、コロナの今を過ごしています。来年はサマキャンが開催されますように!(兵庫)


日本吃音臨床研究会 会長 伊藤伸二 2020/8/26