今年も、吃音を中心に、楽しい人生を。
今年もよろしくお願いします。
新しい年を迎えました。
今年も、自分のしたいこと、できることに精一杯取り組みたいと思います。一日一日を、丁寧に、大切に過ごすことを、自分との約束事にしました。
さて、この年末年始、2年連続で東京で過ごしています。。僕は、吃音に強い劣等感をもち、吃音を理由に人生の課題からことごとく逃げていたために、学童期・思春期の楽しい思い出はまったくありません。吃音を治すことを諦めて、吃音と共に生きる覚悟ができた、東京での7年間の東京での大学生活は、学童期・思春期を生き直した、「胸がキュン」となる青春の思い出が詰まっています。東京は、第2の故郷なのです。
1965年、新聞配達店の住み込みから大学生活が始まりました。夏休みには新聞配達店をやめて、「東京正生学院」での30日間の入寮生活。その後、安アパートに住んでの様々なアルバイト生活。その秋に創立したどもる人のセルフヘルプグループ言友会の活動。事務所作りのためにみんなでがんばった街頭カンパ活動。7年間、思い切り楽しく、精一杯活動した思い出が、東京の各地にあります。まさに血湧き肉躍る7年間の思い出が一杯詰まった東京です。あと何年来ることができるか分かりませんが、年末年始は東京で過ごしたいとの思いが強くなっています。
夫婦で、パソコンを持ち込んでの2週間ではありますが、遊びを中心に置いていますので、いろいろと動き回っています。
20年前までは、島根県の玉造温泉と、大分の湯布院温泉で年末年始の2週間を過ごすことが続いていましたが、年を重ねるにしたがって、温泉地でのんびりするよりも、落語、歌舞伎、コンサート、芝居、映画などが開催されている、刺激的な東京志向が強まっています。
今年は定番の上野、浅草、銀座に加え、横浜の中華街、鎌倉にまで足を伸ばしました。 正月には、久しぶりに柴又を訪れました。昨年末に、「お帰り、寅さん」の映画を観たので、その余韻に浸りながら、柴又の町を歩きました。寅さん記念館と山田洋次ミュージアムではゆったりとした時間を過ごしました。やさしくて温かい時間でした。

寅さんに、迷える満男が聞きます。「おじさん、生きるってどんな意味があるのかな」と。寅さんは、「人生には、生きていて、ああ、よかったなあと思える瞬間っていうのが、一度や二度、あるじゃないか。そのために、生きているんじゃないかな」と。
人が人を想う、自分の大切な人のことを想う、その想いが交錯する場は、ああ、生きていてよかったなあと思えるときだなと思います。
寅さんに似ているのか、大学生の時から放浪癖があり、3か月間、無銭旅行に近い日本一周旅行をしました。大阪教育大学の教員時代には全国巡回吃音相談会で35都道府県38会場をまわりました。知らない街、遠くの街を歩き回る、思春期の僕に戻っているのかもしれません。とにかく「旅」が好きなのです。
元気で動き回れる内に、車で日本一周するのも夢です。昨年は北海道を2週間走りました。今年もできる限り動き回ろうと思います。こんなことを書くと、遊びまくっているようにみえますが、吃音についての仕事は、しっかりとしていきます。普段、このブログは吃音についての記事がほとんどなので、たまにはいいかと思い、このようなことも書きました。
今年も元気で、吃音に、旅に、映画に、芝居に、そして何よりも、吃音に活かすための勉強もめいっぱい続けたいと思います。今年もよろしくお願いします。
日本吃音臨床研究会 会長 伊藤伸二 2020/1/2
今年もよろしくお願いします。
新しい年を迎えました。
今年も、自分のしたいこと、できることに精一杯取り組みたいと思います。一日一日を、丁寧に、大切に過ごすことを、自分との約束事にしました。
さて、この年末年始、2年連続で東京で過ごしています。。僕は、吃音に強い劣等感をもち、吃音を理由に人生の課題からことごとく逃げていたために、学童期・思春期の楽しい思い出はまったくありません。吃音を治すことを諦めて、吃音と共に生きる覚悟ができた、東京での7年間の東京での大学生活は、学童期・思春期を生き直した、「胸がキュン」となる青春の思い出が詰まっています。東京は、第2の故郷なのです。
1965年、新聞配達店の住み込みから大学生活が始まりました。夏休みには新聞配達店をやめて、「東京正生学院」での30日間の入寮生活。その後、安アパートに住んでの様々なアルバイト生活。その秋に創立したどもる人のセルフヘルプグループ言友会の活動。事務所作りのためにみんなでがんばった街頭カンパ活動。7年間、思い切り楽しく、精一杯活動した思い出が、東京の各地にあります。まさに血湧き肉躍る7年間の思い出が一杯詰まった東京です。あと何年来ることができるか分かりませんが、年末年始は東京で過ごしたいとの思いが強くなっています。
夫婦で、パソコンを持ち込んでの2週間ではありますが、遊びを中心に置いていますので、いろいろと動き回っています。
20年前までは、島根県の玉造温泉と、大分の湯布院温泉で年末年始の2週間を過ごすことが続いていましたが、年を重ねるにしたがって、温泉地でのんびりするよりも、落語、歌舞伎、コンサート、芝居、映画などが開催されている、刺激的な東京志向が強まっています。
今年は定番の上野、浅草、銀座に加え、横浜の中華街、鎌倉にまで足を伸ばしました。 正月には、久しぶりに柴又を訪れました。昨年末に、「お帰り、寅さん」の映画を観たので、その余韻に浸りながら、柴又の町を歩きました。寅さん記念館と山田洋次ミュージアムではゆったりとした時間を過ごしました。やさしくて温かい時間でした。


人が人を想う、自分の大切な人のことを想う、その想いが交錯する場は、ああ、生きていてよかったなあと思えるときだなと思います。
寅さんに似ているのか、大学生の時から放浪癖があり、3か月間、無銭旅行に近い日本一周旅行をしました。大阪教育大学の教員時代には全国巡回吃音相談会で35都道府県38会場をまわりました。知らない街、遠くの街を歩き回る、思春期の僕に戻っているのかもしれません。とにかく「旅」が好きなのです。
元気で動き回れる内に、車で日本一周するのも夢です。昨年は北海道を2週間走りました。今年もできる限り動き回ろうと思います。こんなことを書くと、遊びまくっているようにみえますが、吃音についての仕事は、しっかりとしていきます。普段、このブログは吃音についての記事がほとんどなので、たまにはいいかと思い、このようなことも書きました。
今年も元気で、吃音に、旅に、映画に、芝居に、そして何よりも、吃音に活かすための勉強もめいっぱい続けたいと思います。今年もよろしくお願いします。
日本吃音臨床研究会 会長 伊藤伸二 2020/1/2