竹内敏晴さんから学んだ、からだとことばのレッスン
1999年2月11日、吹雪と雨の悪天候の中、竹内敏晴さんの大阪でのレッスンの旗揚げとなる講演会が應典院で開かれました。この天候では参加者は少ないだろうと思っていたのですが、予想をはるかに超える185名の参加がありました。
それから、2009年7月まで、毎月第2土・日に、日本吃音臨床研究会が主催して、「竹内敏晴・からだとことばのレッスン」が続きました。この間、多くの人が集いました。レッスンの場は、自分に気づく場であり、緊張する場で自分を支え、表現する場でもありました。研究会の主催だったこともあり、大阪のレッスンには、たくさんのどもる人も参加しました。多くのことを教えていただき、竹内さんと濃密な時間を過ごしました。
竹内敏晴さんは、一時期、病気で耳が聞こえず、そのため歪んだ発音しかできなかった経験をお持ちで、最後まで、どもる私たちのことを仲間と思って下さり、大阪吃音教室の外部講師を長年して下さいました。吃音親子サマーキャンプでする芝居のシナリオを書いて、演出指導もして下さいました。その竹内さんが亡くなられたのは、2009年9月7日でした。
竹内さんが亡くなられてからも、大阪吃音教室の講座で、「ボイストレーニング」を続けています。どもることは変えられなくても、相手に向かってからだを開き、伝えたいことばを届けたいとの願いから生まれた、どもりを治すためではなく、日本語を話す人としての日本語のレッスンです。これは、ことばで苦労してきた私たちだからこそ、取り組みたいことです。
6月3日の吃音を考える会は、その「ボイストレーニング」のロングバージョンとして企画しました。講座名は、「竹内敏晴さんから学んだ、からだとことばのレッスン」です。いつもの大阪吃音教室より長い時間を使って、からだを動かしたり、ことばについて考えたり、歌を歌ったりします。声を出す楽しさ、喜びを、みんなで味わう時間になればと思っています。
どもりたくないからといって、下を向き、早口でぼそぼそと話していては、相手には伝わりません。日本語は、「ん」以外の音にはすべて母音がついています。母音をしっかり押し、一音一拍を意識して、声を出してみましょう。
竹内さんから学んだ「からだとことばのレッスン」を、体験してみませんか。
昨年の「竹内敏晴さんから学んだ、からだとことばのレッスン」の様子が、You Tubeで公開されています。日本吃音臨床研究会のホームページの「吃音の動画」のバナーから、また大阪吃音教室の動画からも、You Tubeの動画を見ることができます。
日時 2018年6月3日(日)10:00〜17:00
会場 應典院B研修室
服装 動きやすい服装、スカートは避けていただいた方がいいでしょう。
持ち物 長い時間になり、からだを動かし、声も出します。飲み物を各自ご用意下さい。昼休みは1時間とります。
参加費 大阪スタタリングプロジェクト・日本吃音臨床研究会会員は300円、
未会員は1000円。
初参加者は、資料代として、別途1700円が必要。
日本吃音臨床研究会会長 伊藤伸二 2018/05/10
1999年2月11日、吹雪と雨の悪天候の中、竹内敏晴さんの大阪でのレッスンの旗揚げとなる講演会が應典院で開かれました。この天候では参加者は少ないだろうと思っていたのですが、予想をはるかに超える185名の参加がありました。
それから、2009年7月まで、毎月第2土・日に、日本吃音臨床研究会が主催して、「竹内敏晴・からだとことばのレッスン」が続きました。この間、多くの人が集いました。レッスンの場は、自分に気づく場であり、緊張する場で自分を支え、表現する場でもありました。研究会の主催だったこともあり、大阪のレッスンには、たくさんのどもる人も参加しました。多くのことを教えていただき、竹内さんと濃密な時間を過ごしました。
竹内敏晴さんは、一時期、病気で耳が聞こえず、そのため歪んだ発音しかできなかった経験をお持ちで、最後まで、どもる私たちのことを仲間と思って下さり、大阪吃音教室の外部講師を長年して下さいました。吃音親子サマーキャンプでする芝居のシナリオを書いて、演出指導もして下さいました。その竹内さんが亡くなられたのは、2009年9月7日でした。
竹内さんが亡くなられてからも、大阪吃音教室の講座で、「ボイストレーニング」を続けています。どもることは変えられなくても、相手に向かってからだを開き、伝えたいことばを届けたいとの願いから生まれた、どもりを治すためではなく、日本語を話す人としての日本語のレッスンです。これは、ことばで苦労してきた私たちだからこそ、取り組みたいことです。
6月3日の吃音を考える会は、その「ボイストレーニング」のロングバージョンとして企画しました。講座名は、「竹内敏晴さんから学んだ、からだとことばのレッスン」です。いつもの大阪吃音教室より長い時間を使って、からだを動かしたり、ことばについて考えたり、歌を歌ったりします。声を出す楽しさ、喜びを、みんなで味わう時間になればと思っています。
どもりたくないからといって、下を向き、早口でぼそぼそと話していては、相手には伝わりません。日本語は、「ん」以外の音にはすべて母音がついています。母音をしっかり押し、一音一拍を意識して、声を出してみましょう。
竹内さんから学んだ「からだとことばのレッスン」を、体験してみませんか。
昨年の「竹内敏晴さんから学んだ、からだとことばのレッスン」の様子が、You Tubeで公開されています。日本吃音臨床研究会のホームページの「吃音の動画」のバナーから、また大阪吃音教室の動画からも、You Tubeの動画を見ることができます。
日時 2018年6月3日(日)10:00〜17:00
会場 應典院B研修室
服装 動きやすい服装、スカートは避けていただいた方がいいでしょう。
持ち物 長い時間になり、からだを動かし、声も出します。飲み物を各自ご用意下さい。昼休みは1時間とります。
参加費 大阪スタタリングプロジェクト・日本吃音臨床研究会会員は300円、
未会員は1000円。
初参加者は、資料代として、別途1700円が必要。
日本吃音臨床研究会会長 伊藤伸二 2018/05/10