吃音とナラティヴの本、ただいま執筆中


 ブログ、しばらく更新できませんでした。
 今、「どもる子どもとの対話」−ナラティヴ・アプローチからの接近(仮題)−の本の執筆に取り組んでいます。これは、ナラティヴ・アプローチに取り組んでいる国重浩一さんとの共編著で、ことばの教室で実際している、ナラティヴ・アプローチ的な子どもとの対話を紹介しています。先週はそのために千葉市で、ことばの教室の教師たちと合宿をしました。沖縄、鹿児島、大阪、栃木などから、計8人が集まりました。とてもおもしろい本になると思いますが、思いの外、苦戦をしています。何度も原稿を書き直しています。ゴールデンウィークもこの本の執筆・編集に明け暮れそうです。そんなわけで、ブログまで手が回りませんでしたが、ぼちぼち書いていきます。

 さて、4月28日、今日は僕の誕生日です。74歳になりました。
 根拠なく、63歳で死ぬと思っていたのですが、ずいぶんと長生きしてしまいました。
 21歳で、どもりを治すことをあきらめ、このままどもりと共に生きる、どもりながら生きる覚悟を決めてから53年、自由に生きてきたなあと思います。今なお現役で、吃音に関する取り組みを続けていることは、ある意味、奇跡であり、世界一幸せなどもりだと思っています。

 誕生日の今日も、いつもと変わりなく、食事の後、近くの大阪府立寝屋川公園でスロージョギングをしました。ツツジ ジョギング
 冬の夜、カモの大群がミーティングをしていた公園は、1か月前は、桜が満開でした。今は、すっかり葉桜になり、かわりに、ツツジが緑の中に鮮やかです。ツツジ カモツツジ ツツジ
 公園の事務所の正面玄関にはこいのぼりも飾られています。ツツジ こいのぼり 
 甘い香りがするのは、藤の花でしょうか。ツツジ フジ
 忘れることなく時期が来たら咲く花々の美しさ、顔に当たる風に、季節を感じながらジョギングしていると、あくせくすることなく、心穏やかに、したいことをしたいようにする、そんな毎日を送りたいという気持ちになります。
ツツジ 公園1ツツジ 公園2
 ブログを読んで下さっている皆さん、これからもよろしくお願いします。
 74回目の誕生日に。

日本吃音臨床研究会 会長 伊藤伸二 2018/4/28