松元ヒロさん ひとり立ちライブ

 ちば吃音親子キャンプが終わった翌日、新宿の紀伊國屋ホールで、松元ヒロさんのライブがありました。「松元ヒロ ひとり立ち」と題したライブは、年に2回、紀伊國屋ホールで行われていることは、毎回案内を送って下さるので、知っていましたが、なかなかうまく日程が合いませんでした。今回、ライブの最終日が、ちばのキャンプの翌日だと分かったので、滞在を一日延ばすことにして、チケットをとりました。
 会場は、満席でした。ちょっと年齢層が高いかなあと思いましたが、考えたら、平日の午後です。当たり前かもしれません。
松元ヒロ ひとり立ち1 看板松元ヒロ ひとり立ち2 舞台と観客
 ちょうどその日から国会が始まったので、社会ネタの中には、麻生財務大臣、佐川元国税庁長官が登場しました。会場での共感の拍手が肝心の政治家に届かないのがなんとももどかしいです。その他、軍隊をもたない国の映画「コスタリカの奇跡」、ヒロさんの故郷である鹿児島が舞台の「西郷どん」の話、ヒロさんがアメリカで撮った映画「ザ・思いやり〜希望と行動編〜パート2」の話、熊谷守一という画家の話など、松本ヒロワールドが広がりました。
 会場には、田原総一郎さんや佐高信さんの姿もありました。
松元ヒロ ひとり立ち3 佐高
 松元ヒロさんに初めてお会いしたのは、2004年。それから14年、ヒロさんは健在です。僕も、自分のできることを、自分のフィールドで、していこうと思いました。

 千葉から帰ってから、「スタタリング・ナウ」の3月号の発送をしました。ヒロさんにもお送りしていますが、「紀伊國屋ホールで拝見しました。元気になりました」と一言メモをつけて投函しました。後日、ヒロさんからはがきが届きました。「紀伊國屋ホールに、ありがとうございました。毎日新聞のこと、ブログに…、嬉しゅうございました」とありました。ヒロさんが毎日新聞に大きく取り上げられていたことを、先日、ブログで紹介したのですが、それを見て下さったということでしょう。それにしても、お忙しいのに、こんな細やかな心遣いができるところ、見習わなくてはと思います。

日本吃音臨床研究会会長 伊藤伸二 2018/4/16