ちば吃音親子キャンプ 旗のお披露目、出会いの広場

 千葉市立少年自然の家は、まだ新しいのか、きれいでした。敷地は広く、周りは自然でいっぱいです。千葉駅から小一時間で着きます。全体を歩き回ったわけではありませんが、とてもいい所でした。

 参加者は、まず、集いのルームという部屋で、自然の家の使い方のビデオを、それぞれが見ることになっています。小学生が学校単位で参加するときは、自然の家の人の説明があるそうですが、そうでない単位での参加のときは、この方法らしいです。

 はじめの会は、渡邉さんのあいさつで始まりました。滋賀の吃音親子サマーキャンプに20年参加続けていて、千葉でもしたいなとずっとず思い続けてきたこと、今回やっとそれが実現できる喜びにあふれた話でした。

ちばキャンプ4 開会あいさつ
ちばキャンプ5 開会全体の様子


その後、参加者の全員の紹介がありました。そして、旗の紹介です。
 渡邉さんのことばの教室の担当者の仲間である竹尾さんにイメージを話したら、2、3日で原案ができあがってきたそうです。そして、それを仲間の松永さんがパソコンに取り込んでくれて、そのデータを業者に送ったら、できあがりました! とのことでした。
ちばキャンプ6 旗
 澄み切った青空を思わせる水色の地に、千葉県の県花である黄色の菜の花でハートを形づくっているその旗、すてきなシンボルマークになっています。暖かさ、思いやり、財産、そんな菜の花の花言葉を紹介してくれました。財産は、お金ではなく、友だちや仲間という財産です。キャンプに集う参加者を象徴している旗でした。
 続いての出会いの広場は、盛り上がりました。滋賀の吃音親子サマーキャンプではおなじみの「ちばキャンGO!」に始まり、僕はあまりよく知らないのですが、auのテレビCMの、桃ちゃん・金ちゃん・鬼ちゃん・浦ちゃんのうち誰と友だちになりたいかで集まったり、黙ったままで誕生月で集まったり、誕生日の順にひとつの輪になったりしました。そして、最後のゲームは、「島わたり」でした。グループの人数より1つ減らした「島」を上手に置いて、向こう岸まで行くというものです。グループの協力が不可欠です。手を取り合い、ときに抱き合ったりしながら、向こう岸に着くと、なんとも言えない満足感を味わうことができます。参加者みんなで楽しみました。大人の男性チームの様子がおかしくて、思わずシャッターを切りました。

ちばキャンプ7 島わたり

温かい空間ができあがり、その雰囲気は、次のプログラムにつながっていきました。

日本吃音臨床研究会 会長 伊藤伸二 2018/3/26