入院のお知らせをしたために、ご心配をおかけしていましたが、昨日、退院しました。
ブログも完全復活で行きたいです。
喉の奥の痛みはなくなりました。鼻から通したカメラでも、腫れはかなりひいていましたし、炎症の数値も低くなっていました。点滴から服用に切り替えができたので、入院を続けなくてもいいだろうということになり、退院することができました。
5月18日から21日まで、沖縄の専門学校での講義と沖縄キャンプ、6月に入って2・3日は、鹿児島での難言鹿児島県大会での講演と翌日の吃音学習会と続きました。県大会では、また、2時間30分休憩なしに講演してしまいました。聞き手の皆さんには迷惑をかけたのですが、私自身は全然疲れていませんでした。なので、沖縄、鹿児島での疲れでは決してなく、口の中のケアが不足していて、雑菌が喉の奥に入り込み、炎症を起こさせたようです。
沖縄の人たちや、鹿児島の人たちには、私たちのハードスケジュールのせいではないかと、心配をさせてしまいました。
本当は、6月12日に退院し、6月13日の専門学校の一日の講義にでる予定で、治療計画をたててもらいましたが、腫れが予想外に引かなくて、途中で、これは無理だろうと、専門学校は、4日間のスケジュールを変更してもらいました。ゆっくりと、納得できるまで治療ができてよかったです。
もともと糖尿病なので、他の人ならこれほどまで重症化はしなかったのかもしれません。血糖値もかなり高くなってしまったので、そのコントロールも合わせて入院して診てもらいました。大した病気ではないと思いましたので、また、僕が担当するものもありましたので、入院したことをお知らせしました。皆さんから「この際なので、病院でゆっくりして下さいね」とメールなどをいただきました。僕もそうしようと思ったのですが、病院にいるからといって、ゆっくりできるものではないとつくづく思いました。
特に、最初は、必要だとはとても思えない、24時間点滴だったから、夜中でも看護師さんが何度も病室に入ってきます。ぐっすり眠ることなどできませんでした。点滴の管につながれていて、すっかり病人になってしまいました。
病人のようになりましたが、時間はありますので、デイコーナーを自分の書斎のようにして、パソコンを使っていました。おかげで「ネガティヴ・ケイパビリティー」は、熟読できました。とても素晴らしい本でした。それはまた報告したいと思います。
土曜日は、大阪吃音教室で「からだとことばのレッスン」の担当だったのですが、翌日、岡山で吃音相談会があるので、東野さんに代わってもらいました。
今日一日ゆっくりしましたので、完全復活です。明日の日曜日は、岡山での吃音相談会です。退院後の初仕事として、岡山に行ってきます。火曜日には追手門大学の心理学科の学生300人への講演です。これまで、何度もいろんな大学の講義に来るように呼ばれたことはあったので、最初30人ほどの学生に話すのかと思っていたのですが、300人ほどの人たちが聞いて下さる予定だそうです。楽しみです。
そして、変更したための専門学校の講義が4日間待っています。まあ、なんとか乗り切って、全難言大阪大会、吃音講習会、吃音親子サマーキャンプと、「吃音の夏」を楽しみたいと思います。
今回、いろいろと皆さんにご心配をおかけしました。少し遅かったら、喉の腫れがひどくなり、気道を塞ぎ、呼吸困難を起こしたかもしれないと医者から言われましたが、なんとか無事戻ってきました。
まだしたいこと、しなければならないことはたくさんあります。また次がある、来年がある、そのうちに、なんて考えないで、したいこと、しなければならないことは、先延ばしにしないで、できる時に、取り組んでいきたいと思います。
からだのことを一番に考えながら、したいことをしていきたいと思います。
これからも、よろしくお願いします。
ご心配おかけしました。
日本吃音臨床研究会会長 伊藤伸二 2017/06/17