1月9日、渋谷で開かれた「The Way We Talk」上映会とトークの集まりは、60名が参加して、楽しく、有意義な集まりになりました。それは後日、詳しく紹介しますが、大阪での企画のお知らせです。
人が集まるお寺として有名な應典院(おうてんいん)で、毎年幅広い団体が参加する、應典院コモンズフェスタ2017参加イベントとして、この企画がされました。
トークのゲストは、一ノ瀬かおるさんです。一ノ瀬さんは、漫画家として活躍する一方で、北海道浦河の「べてるの家の当事者研究」に強い共感と関心をもち、向谷地生良さん親子を大阪に迎えて事前の学習をするなど、準備を続けてこられました。そして、昨年10月、大阪大学で、530名が参加した「当事者研究全国交流集会大阪大会」を運営委員長として開催されました。大阪の地に当事者研究を根づかせた人です。
その一ノ瀬さんをゲストにお迎えし、アメリカのどもる人、マイケル・ターナーが作った吃音の映画「The Way We Talk」の上映会とトークを行います。
マイケル・ターナーさんが日本に送ってくれたこの映画に、仲間が日本語字幕をつけました。大阪吃音教室の映像も、映画の重要なシーンとして使われています。
吃音に限らず、現代日本で生きづらさを感じて暮らしているすべての人に、ご覧いただきたい映画です。
お知り合いをお誘いあわせの上、観に来て頂ければ幸いです。
「The Way We Talk」上映会とトーク ~應典院コモンズフェスタ2017参加イベント~
日時:2017年1月27日(金) 19:00〜21:30(開場18:30)
会場:應典院(おうてんいん)(大阪市天王寺区下寺町1丁目1-27) 2F 本堂ホール
参加費:一律500円(大阪吃音教室会員の方も未会員の方も、應典院寺町倶楽部会員の方もそうでない方 もすべて一律です)
ゲスト:一ノ瀬かおる(漫画家・2016年・当事者研究全国交流集会大阪大会・運営委員長)
主催:NPO法人 大阪スタタリングプロジェクト
申し込み:不要。
確実に申し込んでおきたい方、席を確保しておきたい方は、下記申し込みページをご利用ください。
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・OSP公式ブログ
http://ospblog.exblog.jp/
・同上、「The Way We Talk」上映会広報記事
http://ospblog.exblog.jp/26071038/
・「The Way We Talk」(日本語字幕版)予告編
https://www.youtube.com/watch?v=QSp-sW5x0sc
・事前申し込みWebフォーム
https://docs.google.com/forms/d/e/1FAIpQLScwdl4gbBHZraYiW1p9H6eJGjbd6GIuVUnRIJsyAkm-SLa55g/viewform
※事前申し込みなしでも、ご参加できます。
日本吃音臨床研究会 伊藤伸二 2017/01/14
人が集まるお寺として有名な應典院(おうてんいん)で、毎年幅広い団体が参加する、應典院コモンズフェスタ2017参加イベントとして、この企画がされました。
トークのゲストは、一ノ瀬かおるさんです。一ノ瀬さんは、漫画家として活躍する一方で、北海道浦河の「べてるの家の当事者研究」に強い共感と関心をもち、向谷地生良さん親子を大阪に迎えて事前の学習をするなど、準備を続けてこられました。そして、昨年10月、大阪大学で、530名が参加した「当事者研究全国交流集会大阪大会」を運営委員長として開催されました。大阪の地に当事者研究を根づかせた人です。
その一ノ瀬さんをゲストにお迎えし、アメリカのどもる人、マイケル・ターナーが作った吃音の映画「The Way We Talk」の上映会とトークを行います。
マイケル・ターナーさんが日本に送ってくれたこの映画に、仲間が日本語字幕をつけました。大阪吃音教室の映像も、映画の重要なシーンとして使われています。
吃音に限らず、現代日本で生きづらさを感じて暮らしているすべての人に、ご覧いただきたい映画です。
お知り合いをお誘いあわせの上、観に来て頂ければ幸いです。
The Way We Talk
−私たちの話し方−
「自分らしく生きること」
カシー・クイン,MS CCC-SLP
ポートランド州立大学言語病理学助教授
この映画の製作者であるマイケル・ターナーが初めてポートランドのサポートグループの例会に参加したのは4年前のことである。このことがきっかけとなって、多くの人の心を捉えるこのような魅力あふれる映画を作ることになるとは、彼自身夢にも思わなかっただろう。 映画では、マイケルの家系にどもる人が多いことや、吃音にまつわる人生の数々が語られるのだが、それ以上に深い洞察を観るものに与えてくれる。これはマイケルが吃音を受け入れていく心の旅であり、映画を観るわれわれはいつしか共に旅をしていることに気づくのである。
吃音は表面的な症状として、音の反復や、引き伸ばし、ブロック、そして随伴行動としてチックなどが挙げられるが、マイケルは映画の中で、吃音を氷山に例え、吃音の主要な部分は水面下に隠されていると説明している。彼自身、自分の吃体験を探求しながら、セルフヘルプグループのメンバーのそれぞれの物語を紹介している。そして吃音のために孤立し、生きにくさを感じている人たちが、ありのままの自分を受け入れ、自分らしく生きようとする姿を丹念に描いている。それは、吃らなくても、生きにくさや孤独を感じている人たちも共感を覚えるはずだ。
長いあいだ、われわれの仕事は「援助職」として分類されてきた。従って、学生も言語障害を「治す」ための技術を学ぶという発想を持って言語病理学を専攻する。われわれ臨床家は変わらなければならない。この映画はその変化を起こすきっかけとなっている。吃音を治すのではなくクライエントに伴走しながら、彼らが進むべき道を見定めることが出来るよう力を与え、彼らの主張を擁護するのが、われわれの仕事である。そしてセルフヘルプグループの活動とは、吃る人たちが吃音にとらわれることなく、あるがままの自分で大丈夫なのだと主張することができ、自分を受け入れられるようにサポートすることである。
あなたが吃る人であれ、吃る人が身近にいるという人であれ、吃る人たちに専門家として関わっている人であれ、このドキュメンタリーが伝える「どもっていても大丈夫」というメッセージは、あなたの心に深く刻まれるだろう。
「The Way We Talk」上映会とトーク ~應典院コモンズフェスタ2017参加イベント~
日時:2017年1月27日(金) 19:00〜21:30(開場18:30)
会場:應典院(おうてんいん)(大阪市天王寺区下寺町1丁目1-27) 2F 本堂ホール
参加費:一律500円(大阪吃音教室会員の方も未会員の方も、應典院寺町倶楽部会員の方もそうでない方 もすべて一律です)
ゲスト:一ノ瀬かおる(漫画家・2016年・当事者研究全国交流集会大阪大会・運営委員長)
主催:NPO法人 大阪スタタリングプロジェクト
申し込み:不要。
確実に申し込んでおきたい方、席を確保しておきたい方は、下記申し込みページをご利用ください。
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・OSP公式ブログ
http://ospblog.exblog.jp/
・同上、「The Way We Talk」上映会広報記事
http://ospblog.exblog.jp/26071038/
・「The Way We Talk」(日本語字幕版)予告編
https://www.youtube.com/watch?v=QSp-sW5x0sc
・事前申し込みWebフォーム
https://docs.google.com/forms/d/e/1FAIpQLScwdl4gbBHZraYiW1p9H6eJGjbd6GIuVUnRIJsyAkm-SLa55g/viewform
※事前申し込みなしでも、ご参加できます。
日本吃音臨床研究会 伊藤伸二 2017/01/14