

吃音の秋は、各地でのキャンプロードです。
まず、10月15日の静岡のキャンプから始まりました。今年の静岡のキャンプは、「吃音を語ろう」というテーマで行われました。まず、どもる子どもの保護者、ことばの教室の教師に向けての講演会でした。資料は用意したものの、急遽、参加者の質問に全て答えるという、初めての試みに挑戦しました。
質問に答える伊藤伸二が少し自己紹介をして、5分間の時間をとって、みんなに質問を書いてもらいました。保護者が知りたいことと、ことばの教室の教師が知りたいことは違うので、バラエティーに富んだ質問が出されました。その全ての質問に答えていくのです。このような形にしても、話したいことと同じなので、かなり話すことができました。時間ぎりぎり、30ほどの質問すべてにそれなりに答えられてよかったです。
その後は、静岡のキャンプと吃音親子サマーキャンプの両方に参加して卒業した森田俊哉君と、静岡大学大学院の学生の二人に、僕が質問をする形で話をしました。吃音に悩みながらも、それぞれが自分の進みたい道を明確に持っていて、頼もしい青年たちです。おもしろい内容だったので、いつかこのブログで紹介したいと思っています。
先週日は、岡山でした。そして、今週末の29・30日は、島根です。島根スタタリングフォーラムは、僕たちの滋賀県・荒神山での吃音サマーキャンプの27回に次ぐ回数で、今年で第18回になります。
11月5・6日は、群馬です。佐藤雅次さんから、群馬のキャンプの案内を送っていただいていたのですが、これまで紹介できずにいました。申し込み締切はすでに過ぎているのですが、こんなことをしているのだという案内だけはしたいと思い、紹介します。キャンプは締め切られていますが、僕の講演会には参加できます。関心がありましたら、問い合わせてみて下さい。
日本吃音臨床研究会 伊藤伸二 2016/10/27