前回、ことば文学賞について紹介しました。
どもる人が、自分の物語を読み上げ、そしてその作品について語る。これまでになかった映像だと思います。その映像を、YouTubeに公開しました。多くの人に見ていただきたいと、僕や映像プロジェクトの仲間は願っています。
どうか、このサイトをぜひ多くの人に紹介してください。ことばの教室の先生や保護者だけでなく、どもる子どもにも見てもらいたいと願っています。また、吃音についてあまり知らない人、関心のなかった人にも、どもりながら、このように考えて生きている人がいることを知ってほしいと願っています。方々に拡散してくださいますよう、お願いします。
ことば文学賞とは…
ことば文学賞は、1998年、NPO法人大阪スタタリングプロジェクトが創設しました。
吃音に悩んできた思いや体験を文章にし、作品として残したい。文章にすることは、本人にとって、自分を振り返り、体験を整理する機会になる。また、後に続く吃音に悩む人には、生きた見本にもなり得るのではないか。多くの人に読んでいただければ、体験の共有や吃音への理解につながり、作者の思いや体験が生かされるのではと考えました。毎年、15編ほどの応募があり、そのうち最優秀賞1編、優秀賞2編が選ばれ、表彰されています。
YouTubeで、「大阪スタタリングプロジェクト」か「ことば文学賞」と入力していただければ見ることができます。また、下記のアドレスからも見ることができます。
4本の動画リストが表示されます。
https://www.youtube.com/channel/UCiKYmZkY9zCtzi4iQSgEvew
個別では以下のようになります。
【ことば文学賞】 どもりは審査委員長
https://youtu.be/e9itwmGMvDk
【ことば文学賞】 世界は、変わる
https://youtu.be/7mlWM1qI-D0
【ことば文学賞】 今は”ぞうさん”の気持ち
https://youtu.be/dprAza-VR88
【ことば文学賞】 新しい道を歩き始めて
https://youtu.be/FjuwISTokJc
日本吃音臨床研究会 伊藤伸二 2016年9月20日