毎日新聞の記事にびっくり
吃音の夏の旅が続いています。明日から27回目の吃音親子サマーキャンプで、沖縄県から5人が参加するなど、今年も137名の多い参加となりました。全難言島根大会など報告したいことがたくさんありますが、今回緊急のプログ更新です。関東のことばの教室の仲間からこんなメールがきました。このことをしばらく考えます。
毎日新聞の記事をスキャナーしたので添付します。
実は今回の記事、一面のトップでした。←このインパクトはあります!
また、これを書いたのは、昨年12月の障害手帳の申請に関しての記事と同じ記者です。そういう意味では、同じ主張、流れの中で書かれており、言友会のコメントもこれまでと同様の話をしています。
ただ、それを新聞社独自の全国調査をもとに・・・・というところが、一面トップたる所以でしょうが、調査の対象者数があまりに少なかったり、聞き方があいまいだったり。例えば「差別やいじめ」に関しては、吃音以外にもそうした経験のある人はいると思われれるので、そことの比較を通して、この数字の意味を読み取る必要が・・・といった感じで、あまりもお粗末な調査としか思えません。それでも「6割」と見出しや記事になってしまうと、数字が独り歩きしてしまうことが心配されます。
その一方で、これまでの記事のように「吃音→発達障害→精神障害者手帳」という記述はなくなり、「発語障害」とされたりもしています。ただ、いずれにしろ吃音があると大変な状況になるというネガティブな情報一辺倒であったりドクターの話も含めて、どうしても「吃音=障害」としたいようで、私たちや、NPO・法人スタタリングプロジェクトそれ以外の情報は、発信しなければ皆無となる。そんな状況が、予想されます。
それでも、仲間がいることを頼りに、前を向いて進んでいきましょう。高木浩明
こんなメールです。他のことばの教室からもきています。
僕の意見も書いていきます。
日本吃音臨床研究会 伊藤伸二 2016年8月17日
吃音の夏の旅が続いています。明日から27回目の吃音親子サマーキャンプで、沖縄県から5人が参加するなど、今年も137名の多い参加となりました。全難言島根大会など報告したいことがたくさんありますが、今回緊急のプログ更新です。関東のことばの教室の仲間からこんなメールがきました。このことをしばらく考えます。
毎日新聞の記事をスキャナーしたので添付します。
実は今回の記事、一面のトップでした。←このインパクトはあります!
また、これを書いたのは、昨年12月の障害手帳の申請に関しての記事と同じ記者です。そういう意味では、同じ主張、流れの中で書かれており、言友会のコメントもこれまでと同様の話をしています。
ただ、それを新聞社独自の全国調査をもとに・・・・というところが、一面トップたる所以でしょうが、調査の対象者数があまりに少なかったり、聞き方があいまいだったり。例えば「差別やいじめ」に関しては、吃音以外にもそうした経験のある人はいると思われれるので、そことの比較を通して、この数字の意味を読み取る必要が・・・といった感じで、あまりもお粗末な調査としか思えません。それでも「6割」と見出しや記事になってしまうと、数字が独り歩きしてしまうことが心配されます。
その一方で、これまでの記事のように「吃音→発達障害→精神障害者手帳」という記述はなくなり、「発語障害」とされたりもしています。ただ、いずれにしろ吃音があると大変な状況になるというネガティブな情報一辺倒であったりドクターの話も含めて、どうしても「吃音=障害」としたいようで、私たちや、NPO・法人スタタリングプロジェクトそれ以外の情報は、発信しなければ皆無となる。そんな状況が、予想されます。
それでも、仲間がいることを頼りに、前を向いて進んでいきましょう。高木浩明
こんなメールです。他のことばの教室からもきています。
僕の意見も書いていきます。
日本吃音臨床研究会 伊藤伸二 2016年8月17日