島根大会の後

吃音の夏は始まったばかり。すぐ後に吃音講習会が控えていますが、いい仲間と、少しだけ松江の町を観光しました。今日は、そんな軽いお話を少し。

松江城
亀とともに

番外編
 全国大会が終わった後、少しだけゆっくりしてもいいだろうと、残って島根の町を楽しみました。
 土曜日は、佐々木和子さんの案内で、松江の町を観光しました。
レイクラインという赤いかわいいバスの一日乗車券を買って、松江の町を回りました。
松江城の天守閣では、自然の風が気持ちよかったです。
堀川遊覧では、船頭さんの滑舌が悪く、「これは言語訓練が必要だ」と盛り上がったり、いつものノリで笑いが絶えません。船頭さんも、歌になると調子がよく、桂文福を見ているようでした。橋の下を通るときには、船の屋根が低くなるので、私たちも頭を下げなければいけません。ぶつかるんじゃないかと、スリルを味わいながら合計50分の遊覧船でした。
昼ご飯を食べ、おいしいお団子やさんで、お茶と団子、ぜんざい、わらび餅などをいただき、再び、レイクラインに乗り、松江駅へという行程でした。ガイドの佐々木さんが効率よく連れていって下さって、全国大会の余韻に浸りながら、松江の町を楽しむことができました。ありがとうございました。


番外編の番外編
 私たちは、玉造温泉にもう一泊しました。玉造温泉は、私たちにとって、とてもなつかしい所です。
もう20年近く前に、玉造にある保養センターで年末年始を過ごしていたのです。
年末のおそらく12月25日過ぎてからだと思いますが、その保養センターから、松江の雑賀小学校だったか、内中原小学校だったかに行って、吃音相談会をしました。たくさん集まって下さり、その打ち上げの席で、島根の地で、何か吃音の取り組みをという話で盛り上がったのです。若かりし頃の宇野さんもその場にいました。それが今年で17回めという島根スタタリングフォーラムへとつながったのです。佐々元さんが、そんな玉造温泉を、宿泊地に選んで下さったのも、何かの縁でしょう。

花火

 土曜日の夜、松江で、西日本最大級の花火大会があると、知りました。10000発の花火が上がるというのです。こんなチャンスを逃すわけにはいきません。松江の人口がこの日は倍になると、タクシーの運転手さんも言っていました。どこからこれだけ人が集まってくるのだろうと思うくらいのたくさんの人でした。午後8時から9時まで、ほとんど休み無く、花火が、宍道湖畔に打ち上げられました。水中花火という、湖上に半円というか扇形に開く花火は、これまで見たことがなく、圧巻でした。

 日曜日の夜、大阪に戻りました。サマキャンの申し込みが届いていました。講習会の参加者も増えているようです。吃音の夏は、続きます。

日本吃音臨床研究会 伊藤伸二  2016.8.9