8月4日5日の吃音講習会

 当初は、30人でも集まってもらえればいいねと話していました。「吃音否定」から「吃音肯定」への転換です。「吃音を治す・改善する」技法の講習会ではありません。一般受けしないだろうと考え、30名でもあつまっていただければ、じっくりと話し合えると、本当に思っていました。
 ところが、今日が締め切りですが、間際になって申し込みが相次いで、まったく予想もしなかった、90名近くの申し込みがありました。千葉の事務局と、大阪事務局、あたふたと準備を続けています。とてもありがたいことです。丁寧に私たちの考え、実践を話し、参加者のみなさんと、話し合っていきたいと思います。
 私は基調提案をしますが、ぎりぎりまで粘ってわかりやすい提案にしようと、がんばっています。明日は明石市でことばの教室や支援学級の担当者の教員研修で講演します。翌日は島根県の隠岐の島で吃音キャンプに出発です。島根から帰ってすぐに神奈川県の全難言大会に参加して、大会終了翌日が千葉市の吃音講習会と、ハードなスケジュールが続きます。 
 例年の「吃音の夏」が始まりました。

 日本吃音臨床研究会 会長 伊藤伸二 2012/07/25