人と人とをつなぐサイコドラマ

 前回最終講義の様子は報告しましたが、写真がないためにイメージできなかったことでしょう。
 カメラをもっていったのですが、周りの迷惑にもなるので、あまりシヤッターは切れず、また、電池切れで、最後のクライマックスがとれなかったのですが、少しとったものだけでも掲載します。

 「だれもが恐怖や不安を持っています。弱いあなただからこそ、周りの人が助けてくれたのです。危機は成長のチャンスだともいえます。物事を正しくみて、その道を進みなさい。不安はつきものです。アウシュビッツで救われたのは、希望を持てた人です。その希望をみつけるには、サイコドラマが一番いい」

 ドラマの最後の方の言葉です。

 増野さんは、弱さをそのままさらけ出す人です。だからたくさんの人が周りにあつまり、互いを支え合ったのでしょう。50人ほどの出演者。それぞれの人との出会い、ドラマがあったのだと、出演する人たちの姿から、想像できました。まさに、人と人とを結びつける、サイコドラマと共に生きてこられた人生だったのでしょう。
 私の人生も、このようにサイコドラマで見てみたい、とふと思ったのでした。
 
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 日本吃音臨床研究会・会長 伊藤伸二 2012年4月13日