昨年の年末30日に大阪を発ち、1月10日まで東京で過ごしていました。10日の夜遅く大阪に帰ってきました。
 新型コロナの影響で、東京に行くのは2年ぶり、飛行機に乗るのも2年ぶりでした。伊丹空港がきれいにリニューアルされていて、びっくりしました。
 僕は、東京での大学生活のかなりの部分を浅草近辺に住んでいたので、東京へ行くと、つい浅草に足を運んでしまいます。そういうわけで、浅草寺で除夜の鐘を聞き、明治神宮に初詣し、銀座をぶらぶらし、ニューイヤーコンサート、ミュージカル、鈴本演芸場で落語、国立競技場で大学ラグビー準決勝とバラエティに富んだ日々を過ごしました。そして、3連休は、ことばの教室の教員の仲間と今年の「親・教師・言語聴覚士のための吃音講習会」のプログラムづくりのための合宿をして、最終日は、伊藤伸二・吃音ワークショップin東京でした。
 年末、出発前のコロナの状況は、増えてはきているけれど、まだ大丈夫と思っていたのですが、日に日に急拡大していき、東京ワークショップは、6人のキャンセルがありました。そんな中でも参加して下さった14人の方と、吃音について語り合う、いい時間を過ごしました。東京ワークショップも2年ぶりの開催でした。2年前に参加して下さった方が4人も参加申し込みをして下さいました。たった1日の出会いでしたが、その空間を共に過ごしたというつながりの深さを思いました。今回、初参加の人もいて、新しい出会いがありました。その様子については、また、報告できると思います。
 留守の間、郵便物は、郵便局で保管してもらっていたので、11日に受け取りました。いただいた年賀状も、これからゆっくり拝見します。大阪に戻って一番の仕事は、今月号の「スタタリング・ナウ」の入稿です。大体はできあがっていたのですが、いつも最後で苦労します。その「スタタリング・ナウ」も、329号になりました。さきほど入稿して、今、ほっとしています。
 というわけで、ブログ、Twitter、Facebookの更新ができませんでした。
 2022年の活動が、東京でスタートし、大阪に戻って本格的に始動となります。
 僕は、根拠なく、63歳が寿命だと勝手に思っていたのですが、今年の4月には78歳という、とんでもない年齢になります。幸い、体力も気力も今のところ衰えは感じていませんので、最晩年を、自分のしたいこと、自分ができることに楽しく取り組んでいきます。吃音がその中心ですが。
 本年も、どうぞ、よろしくお願いします。

日本吃音臨床研究会 会長 伊藤伸二 2022/01/12