第29回吃音親子サマーキャンプ、明日からスタートです


 伊藤亜紗さんとのトークイベントの続きを、と思っていましたが、ちょっと重要なトークなので、簡単には書けません。だから、明日からの吃音親子サマーキャンプが終わってからにします。

 吃音親子サマーキャンプは、今年で29回目になりました。よくまあ続いてきたものだと感心します。これは、全国から集まって下さるスタッフのおかげです。今年も、遠く沖縄、鹿児島から、また千葉、神奈川、東京から、スタッフが集合します。当日取り組む劇のための衣装作りや、最初のプログラム「出会いの広場」の準備など、すでに準備をしてくれている人たちにとっては、かなり前から始まっていることになります。毎年、今年はスタッフが例年のように来てくれるか不安です。義理も、義務も一切ない、特典も何もないのに、毎年年中行事のように集まってくれる人たち。こんな人たちが大勢いてくれたから、ここまで続いてきたのです。本当に頭が下がります。

 スタッフは当日、初めて顔を合わせる人も少なくありません。事前の実行委員会も全くないままに、当日顔を合わせたところから始まります。始まってすぐに小一時間、顔を合わせるだけで、本格プログラムに突入です。初めて参加した人はそのことにまず驚きます。このチームワークの良さがあるから、29回目も続いて来たのでしょう。
 大きなひとつのファミリーのように、吃音親子サマーキャンプの場が、参加者ひとりひとりにとって、居心地のいい安全基地になりますように。
 私たちも、29回目のサマーキャンプを大いに楽しみたいと思います。

 日本吃音臨床研究会会長 伊藤伸二 2018/08/16