順をおって紹介する前に、千葉市立院内小学校のことばの教室の、渡邉美穂さんが、「吃音を生きる子どもに同行する、教師・言語聴覚士の会」の仲間に送った報告を紹介します。

 
第26回のサマキャンに行ってきました。今年も130人を超える参加者とワイワイと楽しい時間を過ごしました。楽しかったです。

私の担当する「出会いの広場」では、これまでの25回とは少し違う内容にしたいと考えていました。今回の劇では、たくさん歌がでてくる「雪わたり」だったので童謡を歌ってみようと思いました。竹内敏晴さんのレッスンみたいなことができるわけではないですが、みんなが童謡を楽しそうに表現できたらと8曲用意しました。

 やはり、最近の童謡を知らないという子どもたちが多かったです。でも、その歌を使って歌いながら表現してもらいました。初参加者も多い中、最初の活動にもかかわらず楽しそうにパフォーマンスしていました。サマキャンの力を感じました。すごいですね。来年までに、もう少し歌を歌うことについて学んでおきたいと思います。そして、サマキャンに生かしたいと思います。

 そして、事前レッスンをしたスタッフの劇をしました。アレンジ大好き坂本英樹さんが、楽しそうに紺三郎を演じていました。小さな子狐が騎馬戦の騎馬に乗ってお星様を取ろうとしている様子を伊藤伸二さんがうれしそうに演じていました。スタッフが演じることを楽しんでいるって、いいことですね。脚本や演出してくれている渡辺貴裕さん、いつもありがとうございます。

 荒神山の山登りで、子どもたちが「かた雪かんこ、しみ雪しんこ〜」と歌っていたことからも、劇をみんなで楽しんでいるなと思いました。また、急にサマキャンに参加できなくなった鈴木尚美さんが小道具を届けるためだけに、神奈川県からきてくださいました。本当にすごいことですよね。ありがとうございました。かん子と四郎の衣装や雪ぐつなどしっかり使わせていただいました。そのことで劇も盛り上がりました。最終日の劇も、子どもたちが小道具や衣装を使って楽しんで取り組んでいました。

 話し合い活動は、スタッフ会議で時間がない中でも「こんな様子であった、こんな発言があった」と熱心な報告がありました。話す子どもたちの様子にスタッフも驚いたり感心したりという感じでした。サマキャンの力もそうですが、子どもたちにはレジリエンスがあると思いました。

 私は、親の学習会にも参加させてもらったのですが、伊藤さんのレジリエンスの話のあと「子どもたちのレジリエンスを日常からみつける」というワークをしました。吃音講習会の時、高木宏明さんのまとめてくれた10の項目をみながら親たちが子どものレジリエンスを発表してくれました。すごいワークだと思いました。

 「子どもをほめる」と教育界でよく言われていますがそんな「ほめる」なんていうことばが薄っぺらく感じるくらいの親の発表でした。「こんなエピソードがあり、それがレジリエンスのこの項目にあたる。さすが、私の子です。」とか、エピソードを話して「これってすごいですよね。尊敬します」
 など、子どもたちがきいたら喜ぶようなことばがたくさんありました。本当に、すごかったですよ。

まだまだ伝えきれない活動やエピソードがあります。参加した方々、どうぞ私の足りない分の報告してください。吃音の夏は、これで終わりました。さみしい気がしていましたが、いよいよ「吃音の秋」が始まると考えてまた楽しもうと思います。みなさん、よろしくお願いします。
                                     渡邉美穂