頼もしい仲間たち
吃音親子サマーキャンプの記事をひとつ書いてストップしていました。
私は、いつまでもパソコン初心者のままなので、写真をとりこもうとすると、ついおっくうになってしまいます。文章だけならすぐにかけるのですが。 でも、いままでの、超多忙からかいほうされつつありますので、すこしずつ勉強していまたいと思います。
キャンプの感想が届いています。今年も、いいキャンプだったとが分かります。毎年、例年通りのすばらしいキャンプが継続してできること、奇跡に近いことだと思います。参加する子どもたちや保護者も違い、スタッフも違います。それなのに、常に最高水準のキャンプができること、不思議なきがするのです。毎年毎年、私は不安になります。昨年まではとてもすばらしいキャンプだったが、今年も同じようなキャンプができるだろうかということです。
同じことがスタッフにも言えます。昨年は40人のスタッフが集まって下さったが、今年も来てくれるだろうか。あのベテランが来ないと、あのプログラムや準備はどうなるだろう。私は日常生活の中でも、不安神経症的なところがあれます。ガスやカギがちゃんとかかっているか気になります。大阪駅まで行ってから不安になって、帰ったこともあります。
今年は沖縄県からもスタッフとして参加してくれました。ことばの教室の教師、言語聴覚士、成人のどもる人がバランスよく参加してくれます。また、新しい人が毎回加わってくれます。常に新陳代謝を続けながら、中心的な存在は毎年参加する。140名を超えるキャンプなのに、事前の実行委員会、打ち合わせはまったくありません。事前の合宿は、劇の上演のためのレッスンです。初日、1時間ほど自己紹介をし、今から次回のスタッフ会議までのスケジュールを話して、話し合いの担当のグループに別れての少しの打ち合わせだけです。
初参加の人はベテラン行動をみて動き、ベテランは何の指示されることなく、自分の持ち分を担当していく。昨年担当していた人が参加していなければ、誰かが何の指示もなく担当していく。これはもう驚くばかりです。
こんなにすばらしい仲間と出来るから、楽しいから、キャンプは24年もつづいているのでしょう。
キャンプの最終日、私は、心から、心からスタッフへの敬意と、尊敬と、感謝の気持ちでいっぱいになるのです。

日本吃音臨床研究会 伊藤伸二 2013/10/01