第10回国際吃音連盟・オランダ大会

 昨日オランダから帰国しました。すばらしい旅でした。世界各国の吃音の事情を知ることが出来ましたが、それ以上にすばらしい出会いがありました。私と同じ、基調講演者であった、イギリスの著名な作家で日本でも翻訳されている、デイビット・ミッチェルさんと1時間30分も話すことができました。世界的に有名な作家にはめずらしく、とても謙虚で。誠実で、すばらしい人でした。私にもとても興味をもって下さり、ミッチェルさんの方から話しかけてくださったのです。いろんな質問にも丁寧に答えて下さる幸せな時間を過ごしました。

 アメリカの著名な言語病理学者、シャピロ博士や、ヨーロッパの中心的な人物のアニタなど、また、私が大会会長になって開いた1986年の京都大会の参加者が8人もそろい、パーティーで同窓会を開きました。多くの人が、日本が第一回を開いてくれたから今があると、感謝してくれました。私の基調講演のパワーポイントでは、第一回と二回のドイツ大会の写真も紹介したために、第一回の開催を感謝されました。

 詳しくは、私たちの発行する月刊紙「スタタリングナウ」で紹介ますが、このブログでも、紹介できると思います。
 10日間留守にしたため、大学の講義や、専門学校の講義、さらには週末、沖縄の専門学校の講義でまた、大阪をはなれるために、忙しいのですが、ぼちぼつと、断続的でも紹介していこうと思います。

 とりあえずば、無事に帰国の報告です。

 日本吃音臨床研究会 伊藤伸二 2013/06/17