楽しい、うれしい吃音の旅

 大阪を離れての長期の夏期休暇の後、ハードスケジュールが待っていました。
 8月22日、23日と岡山のキャンプでした。岡山県のことばの教室の担当者が実行委員会をつくって取り組むものですが、始まった時は、3年は続けたいねと話していたのを思い出します。中心メンバーがことばの教室担当から、教育委員会に職場が変わったために参加できなくなっても、実行委員会を継ぐ人がいて、今年で9回目。継続して下さる人に感謝です。来年も予定されましたので、10回続くことになりそうです。

 一日おいて、千葉県のことばの教室の教師の大会でした。千葉県には知り合いのことばの教室の教師がたくさんいます。以前も、全体会の基調講演やワークショップを担当させてもらったことがあり、4年ぶりかの千葉県でした。今回は、「どもる子どものグループ指導」の実践の分科会の助言者と、「どもるこどもの言語指導の理論と実際」のワークショップの午前3時間の協議と、午後の2時間30分のワークショップでした。

 そして、一日おいて、明日から、第22回の吃音親子サマーキャンプです。
 岡山のキャンプ、千葉での経験、そして吃音親子サマーキャンプの報告は、キャンプが終わってから書きたいと思います。

 今年は、ブログをできるだけ更新しようと意気込んでいたのですが、常に仕事に追われる生活で、1月だったか2月の、小児科の先生への講演会の様子も書いていなかったことを思いだしました。それらも、記憶が薄れない内に書いていくつもりです。キャンプから帰ると、この10月出版される「認知行動療法」の本の初校の訂正した校正紙が届いているはずです。うれしいことです。

 このように、吃音の旅を続けられるのは、吃音に深く悩んできた私へのご褒美だと思っています。
 また、そのとき、その時考えたり、感じたりしたことを記録として残さないと、消えていきますので、残したい、その私の、ごく個人的なつぶやきに、関心をもって下さる、読み手を意識できること、とてもありがたいことです。

 今、キャンプのグループ分けや、担当者のグループ分けなどの準備をしています。
 明日からのキャンプ。どんな出会いがあるか。楽しみです。
 では、また報告します。

 日本吃音臨床研究会 伊藤伸二