指導者のための吃音ワークショップ
群馬キャンプの報告が先になりましたが、その1週間前は、静岡県で吃音キャンプでした。なんと、9回目です。よく続いたものです。
第一回からずっと私を呼んで下さり、継続して続いています。前日に静岡入りして、中心スタッフと居酒屋で、よく続いたこと、今後等するかなどいろいろと話し合いました。吃音について取り組んで下さる、このような人達と出会い、話せることは私にとってしても幸せなことです。続けられるまで続け、いつ、終わっても良いと共通の思いになりました。来年は記念すべき10回目のキャンプ。企画力のある静岡キャンプは思い切った企画をして下さるものと、いまから楽しみです。
今年は、島根県、岡山県、山口県、滋賀県の吃音親子サマーキャンプ、静岡県、群馬県と吃音キャンプがありました。それぞれに特徴があるのですが、静岡県の特徴は、子ども達が喜ぶいろんな企画をすることと、午前中にスタッフの学習会を開いて下さることです。キャンプが始まると、子どものプログラムに入る担当者は、私の、保護者との学習会や、座談会に参加できません。そこで、吃音についての考え方、取り組み方を知っていたた゜きたくて、スタッフ、指導者の学習会をお願いして、回を重ねています。今年は、吃音の言語訓練の考え方の理論と、実際の日本語のレッスンをすることになりました。
キャンプのスタッフだけでなく、このワークショップだけ参加して下さる人も10名ほどいて、40名ほどて、ワークショップをしました。ことばのレッスンを体験していただいても、理論的なことを押さえていただかないと、ことばの教室や、言語聴覚士が仕事に生かせないと思い、丁寧に、アメリカ言語病理学の統合的アプローチの流暢性形成技法の問題点を話して、日本語で吃るこどものための、ことばのレッスンの必要性について話しました。
その理論的なことを、皆さんが、ガッテンしてくださったので、日本語の発声発音の基本から、いくつかの童謡・唱歌の「歌のレッスン」と、木下順二の民話をテクストにレッスンをしました。わたしにとってもいい時間でした。
それが終わって、昼食を鶏ながらの実行委員会。そして、わくわくキャンプがスタートしました。内容にしいては、書ければ書きたいと思います。子ども達との話し合いがとてもおもしろくもりあがったのですが、それは、私たちのニュースレター「スタタリングナウ」で紹介したいと思っています。小学1年生から6年生まで、実によく、楽しく話し合い、盛り上がりました。このブログでも少し紹介できればいいなあと思っています。
下記の案内で、ワークシハョップが開かれました。
開催前に紹介すればよかったのでずか、来年のこともあり、紹介します。
2010年11月11日
日本吃音臨床研究会 伊藤伸二
関係者各位
第9回 静岡県親子わくわくキャンプ
指導者のための吃音ワークショップのご案内
静岡県親子わくわくキャンプ実行委員会
テーマ「どもる子どものための日本語のレッスン」
子どもも、保護者も、スタッフも、吃音を通して生き方を学ぶ「わくキャン」も今年で9回目となりました。このキャンプでは子どもや保護者を迎える前に、指導者のための学習会を必ず行っています。昨年は、日本吃音臨床研究会代表の伊藤伸二先生に、「治すことにこだわらない吃音とのつき合い方」について臨床の理論と実際をお話いただき、日本語でどもる子ども達のための日本語のレッスンを紹介していただきました。
今年は、日本語のレッスンを更に深く学ぶためのワークショップを開催します。吃音臨床に関わる皆さんの多数の参加をお待ちしています。
記
1 日 時 平成22年10月30日(土) 9時15分〜11時(受付9時)
2 場 所 東海大学三保研修館
〒424-8620 静岡市清水区三保2438 電話(054)335−3315
3 講 師 日本吃音臨床研究会代表 伊藤伸二氏
4 テーマ 「どもる子どものための日本語のレッスン」
5 参加費 2000円 (わくわくキャンプスタッフ、学生ボランティアは無料)
6 服 装 横になってからだをゆらすなどのからだのレッスンもしますので、動きやすい服装で参加してください。(スカートではなく、動きやすいゆるいズボンかトレパンなど)
7 申込先 静岡県親子わくわくキャンプ実行委員会事務局 海野智子あて
メールかFAXで申し込んで下さい。(〆切 9月末日)
FAX 054−245−2745
e-mail un-tomo@cameo.plala.or.jp
8 その他
静岡県親子わくわくキャンプのスタッフも募集しています。今年も楽しい企画満載です。
どちらか一日だけでもよいので、ぜひ参加して下さい。申込は同じく海野にお願いします。
※10月30日(土)午後からの活動
出会いの会、三保海岸ネーチャーゲーム、東海大学自然史博物館「ナイトミュージアム」
※10月31日(日)午前の活動
親子で行うコミュニケーションやストレスケアのワークショップ